オーストリアの格上げされた音楽院全5校!私立音楽大学の裏事情!
今、オーストリアが熱い!?
最近オーストリアの
音楽院(コンセルヴァトワール)が
次々と
「私立音大」に
なっていったのを
ご存じですか?
実はこれ
単なる名前の変更
ではないんです……!
(あ、あたりまえか...)
その裏にある
「大人の事情!?」と
受験生が知っておくべき
リアルなメリットを
シェアしますね。
目次
「学位」がもらえるように!

昔の音楽院
(コンセルヴァトワール)では
卒業しても
「大卒(学士・修士)」
とは言えなかったんです。
あくまで
「修了証」や
「ディプロマ」止まり。
でも「音大」になれば
世界中で使える
学位(Bachelor/Master)が
出せます!
これで留学生も
履歴書に堂々と
「大卒」
と書けるようになり
外国からの学生も
集まりやすくなった と
いうわけですね。
州政府の「自由」がほしい!

名前は「私立」ですが
実は「州」が経営している
ケースがほとんど。
なのに、なぜ
「国立」ではなく
「私立」を名乗るのか?
それは
「国の厳しいルールの
外側で動きたい」
という本音があるから
らしいです。
授業料を自由に決めたり
独自の先生を
スピーディーに雇ったり。
ビジネス的に
柔軟に動きたい
州政府の狙いが
あるそうです。
生き残りをかけたブランド化
少子化の中で 生き残るには
戦略が必要です。
「うちは大学ですよ!」
というブランドを掲げて
優秀な学生を確保したい。
まさに 生き残りをかけた
サバイバル戦略 といえます。
2004年以降、こんなに変わっています!
格上げラッシュの
ラインナップがこちら。
アントン・ブルックナー私立音楽大学

リンツ市立 Brucknerコンセルヴァトリウムから
2004年に
アントン・ブルックナー私立音楽大学へ
⇨ モダンな新校舎がとにかく未来的!
作曲やコンピュータ音楽
ダンスとの融合など、新しいことに
挑戦する気概を感じます。
先生も若めの実力者が多い!
ウィーン市立音楽芸術大学

ウィーン市立音楽院から
2005年に
ウィーン市立音楽芸術大学:MUKへ
⇨ ウィーンの街の中心地にあります。
クラシックはもちろん
ジャズやダンス ミュージカルにも強く
とにかく都会的で、モダンな雰囲気です。
グスタフ・マーラー私立音楽大学

引用元: gmpu.ac.at
ケルンテン州立音楽院から
2019年に
グスタフ・マーラー私立音楽大学へ
⇨ 南の避暑地のような環境です。
スロベニアや イタリアに近い立地で のんびりした 温かみのある校風です。
ステラ・フォアアールベルク私立音大

引用元: stella-musikhochschule.ac.at
フォアアールベルク州立音楽院から
2022年〜にステラ・フォアアールベルク私立音大へ
⇨ ドイツ、スイス、 リヒテンシュタインの
国境がすぐそこ!
お隣の国へのアクセス抜群。
いずれ複数の国で活動したい、
でも大学生活はのんびり送りたい人に最適です。
詳しくはこちら⇩
ハイドン私立音楽大学
ヨーゼフ・ハイドン音楽院から
2023年に
ハイドン私立音楽大学へ

引用元: meinburgenland.at
⇨ アイゼンシュタットの伝統校です。
ハイドンが活躍した
本拠地で学べる贅沢。
宮廷の空気が残る
落ち着いた環境です。
詳しくはこちら⇩
国立音大と私立音大、何が違うの?
受験生が一番気になるのは
「難易度」ですよね。
ウィーン国立音大や
モーツァルテウムのような
「超」が付く 国立トップ校は
世界中から天才が集まる
超激戦区です。
一方、今回紹介した
「元・音楽院」の私立音大は
門戸が少し広く
狙い目なケースが多いです。
とはいえ 教授陣は国立と
掛け持ちしている人も多く
教育の質は 負けていません。
「私立」といっても
実態は州立なので
学費がアメリカのように
年間数百万円……
なんてこともありません。
留学生でも
良心的な学費で
学べるのが
オーストリアの
いいところですね。
詳しくはこちら⇩
受験生にとっての大きなメリット
「大学」に
格上げされたことで
事務的なメリットも
爆上がりしました。
一番は「学生ビザ」。
以前の音楽院だと
ビザの種類が
ややこしかったり
審査が厳しかったり
することもありました。
今は「正式な大学生」
として扱われるので
滞在許可の更新も
ぐっとスムーズです。
また、卒業後の
キャリアも安心。
オーストリア国内で
教員免許(IGP)を
取得する際も
大学卒の学位があれば
書き換えや
さらなる大学院への進学が
圧倒的に楽になります。
「コンセルヴァトワール」時代の名残
名前は「大学」になりましたが
校舎はかつての
宮殿や歴史的建造物を
そのまま使っている所が
多いです。
見た目は
「古き良き音楽院」
そのもの。
地元の人も
急に呼び方を変えるのは
難しいようで
いまだに
「コンセルヴァトワール」
って呼んでる人も
意外に多いです。
でも、中に入れば
カリキュラムは
最新の大学基準。
この「見た目は伝統、中身は最新」
というギャップが
今のオーストリア音大の
面白いところでもあると思います。
結論!なぜ格上げされたのか?
結局のところ
「州が予算を出しつつ
世界に通用する
ブランドを持って
自由に経営したい!」
というのが
本当のところみたいですよ。
これまでは
「国立以外は……」
と敬遠していた人も
これからは
「私立音大」という選択肢を
積極的に入れて良いと思います。
まだ、特に日本では、
馴染みがないかもしれない、
ブルックナー私立音大(リンツ)
グスタフ・マーラー私立音楽大学
ハイドン私立音楽大学
この3校は、今すぐにではないにせよ
今後じわじわと
レベルや入試の倍率が
上がると私は踏んでいます。
なぜかというと、
ウィーンにある音楽大学、
ウィーンの国立音楽大学と
ウィーン市立音楽芸術大学の
入試の倍率は30年前から変わらず
ドイツの超人気国立音楽大学の
比ではないからです。
「ウィーンの音大の入試を受けて
受からなかったけど
ウィーンで勉強したいから
プライベートで教授のレッスンを受ける。」
というのも、もちろん一つの方法です。
「ウィーンの街に住んで
最高級の音楽を
毎日満喫する」
って、絶対に意義のあることだと
私も思います。
でも、
「いや、プライベートだと
なんかだらけちゃって
目標がなくなるから
ウィーンの教授に
プライベートで
レッスンをしてもらいながらも
どこかの音大に
席を置いて
ついでに学士か
修士を取りたいな」
と、いう考えが
頭のどこかによぎるのなら
1 学位や修士が取れて
2 ビザも安定し
3 実力派の先生に学べる
4 そしてウィーンからさほど遠くない
という条件を備えた
上記の3つの私立音大を
チェックしてみる価値は
大いにあります。
新しく私立音楽大学に
格上げされた
元音楽院の中で
私のイチオシは、実は
多分誰も聞いたことがないであろう
ステラ・フォアアールベルク
です。
ここ、個人的に
名前が「ステラ(星)」
っていうのがなんか
神秘的だと思いませんか?
それに、
フォアアールベルクという
オーストリアの西の端の州の
知る人ぞ知る
フェルトキルヒ
という秘境(?!)
に位置しているという
おもしろさ。
めっちゃ興味が湧きます。
とにかく最近の
オーストリア。
あんな小さい国なのに
音大が徐々に増えていって
留学を考えている方には
最高におもしろい国ですね!
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