ヨハネス・ブラームス音楽院をドイツ国立音大入試の準備に選ぶ注意点!

引用元: brahms-konservatorium.de

ヨハネス・ブラームス・コンセルヴァトリウム (ハンブルク)
Johannes-Brahms-Konservatorium

40年以上の歴史を持つ、
州公認の私立音楽院です。

アットホームな雰囲気ながら、
講師陣には現役のプロや
ベテランが揃っています。

ドイツでの学位獲得や、国立音大への
ステップアップを目指す留学生が
多く籍を置いています。

一応、独自の試験による
修了証は取得できます。

ビザ目的や浪人期間の練習場所としては
今でも最強の味方だけど、卒業時の
学位の扱いだけは昔と違うので要注意。

現在はプロ養成の学位課程(Bachelor)は
ストップしています。

国立の音大に入れるまでの
準備期間として、ここに入る人も
多いと聞きます。

ヨハネス・ブラームス音楽院について

この音楽院には いくつかの課程が
用意されています。

公式サイトによると 学べるコースは
以下の通りです。

  • 音楽予備課程(Vorstudium)
  • 楽器・声楽専攻(10学期)
  • 大学院課程(Aufbaustudium)
  • 演奏家資格課程(Konzertreife)
  • 音楽教育学(国家公認音楽教師)

メインとなる 楽器や声楽のほかにも
音楽理論や音楽史など
総合的に学べるカリキュラムが
組まれています。

演奏家コースは存在する?

結論から言うと
演奏家としてのコースは
しっかり存在します。

楽器と声楽の専攻があり
10学期(5年間)かけて
集中的にレッスンを
受ける仕組みです。

卒業後の進路としては
ソリストや伴奏者
オーケストラ楽員や
歌劇場のコレペティトールなどが
挙げられています。

プロとして活動するための
実践的な技術を磨く
カリキュラムです。

音楽予備課程(Vorstudium)はどんな人向け?

「音楽予備課程」は
主に2つのタイプの人を
対象にしています。

1つ目は
主科の実技には
合格したけれど
副科のレベルが
まだ足りない人。

2つ目は
自分の国で楽典や
音楽理論は学んだけれど
ドイツ語の授業に
ついていく自信が
まだない人です。

ドイツ語が不安な人や
基礎を固めたい人に
向けた内容に
なっています。

音楽予備課程(Vorstudium)が国立音大の準備に効果ある?

ここが一番の
注意ポイントです。

カリキュラムを見ると
楽典の基礎から 和声法、聴音、
音楽史まで、ドイツ語の音楽用語を
交えて学べます。

そのため 国立音大の入試に必要な
「ドイツ語での筆記試験」の
準備としては、役立つ内容です。

ただし この予備課程は
あくまでもこの音楽院独自の
プログラムです。

ここに在籍すれば ドイツの
「国立」音大の合格が保証されたり
有利になったりするわけでは
ありません。

あくまでも入試に向けた
自主的な準備期間として
捉える必要があります。

ヨハネス・ブラームス音楽院の現状

「準備期間」として入る人は今でも多い

国立音大の入試に落ちてしまった人が、
次の受験(入試準備)のために
籍を置く場所(いわゆる「Vorstudium」)
として使うケースは、現在も確かにあります。

  • ドイツ滞在のための「学生ビザ」が維持できる
  • 学校の練習室が使える
  • 先生についてレッスンを受け続けられる

この3つのメリットがあるため、
浪人期間の「駆け込み寺」として
選ばれているのが実態です。

この音楽院を卒業したらなんの資格が得られる?

実は、ヨハネス・ブラームス・
コンセルヴァトアリウム(JBK)は、

昔のように「Bachelor(学士)や
Master(修士)の学位」を
出していません。

10学期のコースを修了した場合
「Künstlerische Reife」 という
ディプロマのような独自の
修了資格が得られます。

また、教育系のコースでは
「国家公認音楽教師」の資格を
目指すことも可能です。

注意したいのは これらはドイツの
「国立大学の学位(学士や修士)」
とは異なるという点です。

将来的に どのような肩書きや資格が
必要なのかを事前によく確認して
選ぶことが大切になります。

もしJBKで「国家公認の音楽指導者資格(Staatlich geprüfter Musiklehrer)」などを取りたい場合は、外部の提携機関との共同試験をパスする必要があります。 つまり、「JBKを卒業すれば自動的に音大卒と同じ学位がもらえる」という時代は終わっています。

3. 入学のハードルと学費のリアル

国立音大に比べて入学試験の
難易度がかなり低いため、

「とにかくドイツに渡るための足がかり」
として使う留学生(特にアジア圏)が多いです。

しかし、私立(州の認可は受けていますが運営はプライベート)なので、
学費が月額でおよそ600ユーロ前後(年間で約7000ユーロほど)かかります。

無料に近い国立音大と比べると、なかなかの出費になります。

詳しくはこちら⇩

Studiengebühren im Überblick

その代わり、せめて良心的なのは、

外国人留学生向けのドイツ語語学コース

がその学費に含まれていることです。

そして、ドイツチケットの料金を
ハンブルク市が毎月20ユーロ
支援してくれます!


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