アントン・ルービンシュタイン国際音楽アカデミーの正体!音大との違いは?

引用元: pre-college.de

ドイツ留学を志す音楽家のみなさん、
こんにちは!

ドイツの音楽留学情報を調べていると、
「アントン・ルービンシュタイン」
という名前を耳にしたことがあるのでは
ないでしょうか?

「アカデミーって書いてあるけど、
国公立の音大とは何が違うの?」

「コンクールやマスタークラスは
聞くけど、実際のレベルは?」

そんな疑問を抱えている方のために、
今回は現地ドイツの最新情報をベースに、
その「正体」をどこよりも詳しく、
そして分かりやすく徹底解説します!

これを読めば、あなたのドイツ留学の
選択肢がグッと広がるはずですよ。

さっそく楽しくチェックしていきましょう!

アントン・ルービンシュタイン国際アカデミーって音大?

引用元: rubinstein-akademie.de

まず一番気になる
「ここって音大(Musikhochschule)なの?」
という疑問から解決していきましょう。

結論から言うと、ここはドイツの一般的な
「国公立音大」ではなく、
デュッセルドルフとベルリンに拠点を置く
「私立の音楽高等教育機関(音楽アカデミー)」です。

「私立のアカデミーだったら、
卒業しても正式な学位はもらえないの?」
という疑問が浮上するのも自然です。

ここがこのアカデミーの凄くて
ユニークなところなんです。

アントン・ルービンシュタイン国際アカデミーは、スイスの国家公認大学である
「カライドス芸術大学(Kalaidos Musikhochschule)」と2016年から正式に提携しています。

そのため、このアカデミーで学びながら
スイスの国家公認の学位である、

  • 学士課程(Bachelor of Music)
  • 修士課程(Master of Music)
  • 国家演奏家資格(Soloist Diploma / Konzertexamen)

をしっかり取得することができるのです。

さらに、イタリアのラ・スペツィア音楽院などとも提携しており、国際的なネットワークを持っています。

国公立の音大との最大の違いは、
その「柔軟性とアットホームな環境」
にあります。

国公立音大はどうしてもガチガチの
カリキュラムや大人数での競争に
なりがちですが、このアカデミーは
「マンツーマンの集中教育」と
「家族的な温かい雰囲気」を
大切にしています。

一人ひとりのキャリアや目標に合わせて
レッスンや学習プランをカスタマイズ
できるのが最大の魅力。

歴史的なバロック様式の建物
(デュッセルドルフの『金の兜』)や
文化の中心地ベルリン・シャルロッテンブルクという最高のロケーションで
プロの音楽家を目指すための集中した学びができる特別な場所なのです。

アントン・ルービンシュタイン国際アカデミーのレベルは?

引用元: rubinstein-akademie.de

では、実際の演奏レベルや試験の
難易度はどのくらいなのでしょうか?

一言で言うと、「国公立の有名音大に引けを取らない、非常に高い国際レベル」です。

なぜなら、ここで教えている教授や講師陣は、国際的なコンサートの第一線で活躍している現役の演奏家ばかり。また、ヨーロッパの主要な国公立音大で教えている先生や、オーケストラの首席奏者なども多数籍を置いています。

そのため、集まってくる生徒たちのレベルも必然的に高くなり、世界中から才能豊かな若い音楽家たちがオーディションを受けにやってきます。

ただし、国公立音大の入試と大きく違う「嬉しいポイント」があります。

国公立音大の入試では、実技がどれだけ天才的に上手くても、「ドイツ語の語学証明書が提出できない」「副科のピアノや楽典の点数が足りない」という理由だけでバッサリ落とされてしまうケースが後を絶ちません。留学生にとって、これは本当に高い壁ですよね。

一方、アントン・ルービンシュタイン国際アカデミーでは、「何よりも本人の音楽性と、これからの芸術的な伸びしろ(ポテンシャル)」を一番に評価してくれます。

語学力や理論の知識は、入学してから素晴らしい講師陣のサポートを受けながら身につけていけば大丈夫、というスタンスなんです。

「自分の演奏実力には自信があるけれど、語学や筆記試験のせいで国公立の入試に一歩踏み出せない…」という人にとって、ここは実力を正当に評価してもらえる、まさに最高のチャンスが眠る場所と言えます。

アントン・ルービンシュタイン国際アカデミーの学費と奨学金

引用元: facebook.com

ドイツの国公立音大は学費が
原則無料ですが、私立である
アントン・ルービンシュタイン
国際アカデミーは有料です。

どのくらい費用がかかるのか、
気になる学費の目安と、
知っておくべき特別な奨学金について
詳しくチェックしていきましょう!

気になる学費と受験にかかる費用

取得する学位やプログラムによって
金額は変わりますが、1年間の
基本的な学費の目安は以下の通りです。

  • 学士・修士課程(Bachelor / Master)
    1学期あたり 約3,500ユーロ〜
    (年間で約7,000ユーロ〜)
  • 国家演奏家資格(Konzertexamen)
    年間 約9,000ユーロ

スイスの国家公認大学と
提携しているシステムのため、
国公立に比べるとどうしても
まとまった学費が必要になります。

また、入学試験(オーディション)を
受ける際にも費用がかかります。

現地での受験料は100ユーロ〜、
スイス提携プログラムなどの場合は
450ユーロとなっています。

学費が全額免除になる特別な奨学金

「私立だから費用が厳しいかも…」
と諦めるのはまだ早いです!

このアカデミーには、
才能ある若い音楽家を支援する
「ブラトフ財団(Blatow Foundation)」
による強力な奨学金制度があります。

なんと、オーディションで
特に優秀であると認められた
毎年4名(ピアノ、ヴァイオリン、 ヴィオラ、声楽)を対象に、
年間9,000ユーロの学費が 「全額免除」になるんです!

2年間の課程であれば、
合計で 18,000ユーロもの
学費が 無料になるため、
実力に自信がある方は
この特待生枠を狙って
挑戦してみる価値が十分にありますよ。

アントン・ルービンシュタイン国際アカデミーのプレ・カレッジの利用方法

このアカデミーには、これから
プロを目指す子どもたちや、
本格的な音大受験を控えた若い世代
(主に16歳以下など)のために
「プレ・カレッジ(Pre-College)」
という早期教育プログラムが
用意されています。

このプレ・カレッジに、なんと、
日本にいながらドイツ留学への
足がかりにできる、画期的な
利用方法があるのをご存知ですか?

プログラムには、現地のキャンパスに
通うコースだけでなく、
「Pre-College abroad」という
最先端のオンライン教育プログラムが
用意されているのです。

これを利用すると、日本にいながらにして、

  • ドイツ現地の高名な教授陣による「毎月のプライベート・オンラインレッスン」
  • 世界的なマエストロが指導する「オンライン・マスタークラス」への参加

を定期的に受けることができます。

これって、なんらかの事情で今は
現地入りできない学生にとっては朗報ですね。

気になる費用についてですが、
実は公式サイト上には具体的な
金額が「〇〇ユーロ」と
明記されていません。

このプログラムは定型の固定料金ではなく
「一人ひとりの生徒に合わせて
個別にレッスン数やカリキュラムを
組むオーダーメイド制」になっている
からだそうです。

と言われても、いまいちよくわかりませんが。

とにかく直接問い合わせて
教えてもらうしかないですね。

利用方法(応募のステップ)は
とてもシンプルで、すべて
オンラインで完結します。

オンライン申請

公式サイトの専用ツールから、
プロフィールや音楽の背景を
10分程度で入力します。

音源・動画の提出

自身の演奏動画や、履歴書などの必要書類を提出します。

担当者とのコンタクト

提出後、アカデミーの入学担当者から
連絡があり、現在の実力やこれからの
目標についてマンツーマンで
相談に乗ってくれます。

「まずはいくらかかるのか
目安を知りたい」という場合は、
このコントクトの際に、
「日本から受講したいのですが、
費用の目安を教えてください」と
直接メッセージを送ってみて下さい!

スケジュールの決定

無事に認められれば、あなただけの
プライベートなレッスンカリキュラムと
スケジュールが作成され、すぐに
受講がスタートします!

このプレ・カレッジを上手に利用して、
若いうちから現地の先生と
強いつながりを作っておけば、
いざ本番のドイツ留学や
音大受験を迎えたときのアドバンテージと
なるかもしれませんね。

アントン・ルービンシュタイン国際コンクールとの関係

アカデミーの名前を一躍世界的に有名に
しているのが、彼らが主催する
「アントン・ルービンシュタイン国際コンクール(International Anton Rubinstein Competition)」です。

このコンクールは、アカデミーが
「若い才能ある音楽家に、実力を試す最高の舞台と、プロへのキャリアの扉を開いてあげたい」
という目的で毎年開催しているもので、
アカデミーと非常に深い関係を持っています。

実はこのコンクール、歴史を遡ると、1890年にあの伝説的なピアニスト・作曲家であるアントン・ルービンシュタイン本人が創設した、もの凄く由緒あるコンクールが前身になっています

(当時はブゾーニやバックハウス、バルトークといった歴史的巨匠たちが挑戦していました)。

現在のコンクールは、アカデミーの手によって見事に現代にバイパスされ、

  • ピアノ部門
  • ヴァイオリン部門(ジュニア部門も充実!)
  • 声楽部門、管楽器部門など

様々な楽器や年齢層(Junior部門は16歳以下など)に分けて、年間を通じてデュッセルドルフなどで頻繁に開催されています。

このコンクールの最大の魅力は、なんといっても「賞品やサポートの豪華さ」です。

単に賞金がもらえるだけでなく、世界的な弦楽器の専門機関(Tarisioなど)から貸与される素晴らしい銘器の演奏権が与えられたり、イタリアの著名なヴァイオリン製作者との特別なワークショップに招待されたりします。

さらに、ファイナル(決戦)は一般公開のコンサート形式で行われ、入場は無料。地元デュッセルドルフの音楽ファンや、現地の音楽エージェント、批評家たちの前で自分の演奏をアピールできるいい機会となっています。

アントン・ルービンシュタインのマスタークラスについての情報

最後に、このアカデミーが定期的に開催している「マスタークラス(講習会)」について、3つの視点から詳細を紐解いていきましょう!

留学を本格的に決める前に、まずは雰囲気を知りたいという人にうってつけの機会です。

a レベル

マスタークラスのレベルは、初心者向けのものではなく、「将来プロの音楽家を目指す若者や、すでに音大で学んでいる現役学生」を対象としたのものです。

ヨーロッパ中から受講生が集まるため、お互いの演奏を聴くだけでももの凄く刺激になります。ただ技術を教わるだけでなく、「ステージ上での魅せ方(ステージプレゼンス)」や「芸術的な感性の磨き方」といった、プロとして自立するための実践的な指導が行われます。

b 講師

講師陣には、アカデミーの主要教授陣はもちろん、ヨーロッパの主要国公立音大の現役教授や、世界的なコンクールの審査員を務めるトップクラスの巨匠たちが名を連ねています。

普段はなかなかレッスン枠が取れないようなお目当ての先生がいるなら、ぜひチャレンジしてみて下さい。

c 詳細情報

マスタークラスは、現地ドイツのキャンパス(デュッセルドルフ等)で行われるリアルな講習会だけでなく、時代のニーズに合わせて「オンラインでのマスタークラス」も開催されています。

詳しい開催日程、対象となる楽器、オーディションのための提出課題(動画など)や受講料の最新情報は、随時変更されるため、必ず公式サイト(https://www.rubinstein-akademie.de/ )の「Master classes」ページを直接チェックするようにしてくださいね。

まとめ

アントン・ルービンシュタイン
国際音楽アカデミーは、
ただの私立学校ではありません。

「国家公認の学位」
「コンクールというチャンス」
「手厚い早期教育」

そのすべてがギュッと詰まった、
ドイツの国立音楽大学に代わる、
もう一つの「選択肢」のような場所です。

まずは公式サイトを覗いて、
その雰囲気を感じてみてください。

あなたの音楽の夢、現地ドイツから
全力で応援しています!