音大受験前・教授からメール返事がない時のフォアシュピール攻略法

みなさんこんにちは。

ドイツでは、
4月に始まる夏ゼメスターへの
応募がぼちぼち始まっています。

4月入試のための入学試験は
ドイツの全ての音楽大学で
開催されるわけではないことは
みなさんご存知かと思います。

その年によっても違いますが
今回はだいたい8校ほどでした。

詳しくはこちら↓

【2027年版】ドイツ音大留学!4月入学できる大学院(声楽)8選

ドイツで音楽留学を目指す際、秋スタート(冬ゼメスター)の入試を逃してしまった方や 一刻も早く渡独して学び始めたい方にとって大きなチャンスとなるのが 「夏ゼメスタ…

お目当ての教授を
マスタークラスなどで
見つけることができれば
スムーズに話は進みます。

でも、みんながマスタークラスを
やっているわけではないのが
難しいところなのです。

というわけで、そんな場合は
まず音大のホームページで
お目当ての教授のメールアドレスを
探すことから始まります。

早速コンタクトを取るために
メールを送ります

でもメールを送ってみたけど
何週間も全く返事が来ない

こういうこと、よくあります。
残念ながら...

夏休みやクリスマス休暇中なら
なおさらのことですね。

ヨーロッパでは
夏のバカンスや
クリスマス休暇の時
仕事をシャットアウトする人多いので。

でもこちらは入試がかかってるので
気が気ではないですよね。

「このまま待つべき? 」

試験の申し込み時期は刻々と近づいている

焦る...

わかります その気持ち

確かに、ドイツやオーストリアの音大で
Vorspiel(フォアシュピール)無しで
受かる学生は必ず一定数います

でもやっぱり
事前にコンタクトは
あったほうが
安心ですよね

これから書くのは
私が30年以上ドイツやオーストリアの
音大受験生を見てきて気づいた方法や
裏の手みたいなことです

一応今まで実際に誰かが試して
結果に結びつけた方法は
すべて書きます

ただし!

すべてに言えることですが
やってみないと
吉に出るか凶に出るかは
わかりません

そこだけはご了承くださいね

人はそれぞれ得意不得意があります

下記の中から
自分だったらできそうなことを
挑戦してみてください

フォアシュピール&フォアズィンゲンとは?

さて、ここで

「ちなみに
フォアシュピールとか
フォアズィンゲンって
いったい何?」

と思った方のために、
少し説明しておきます。

一般的に、ドイツ語で

フォアシュピール(Vorspiel)とか
フォアズィンゲン(Vorsingen)というと

それは発表会のことです。

楽器の方はフォアシュピールと言うし

声楽の方は、
楽器を弾く(Spielen)のではなく
歌う(Singen)ので、

フォアズィンゲン(Vorsingen)

つまり、各動詞の前にVorがつくと
ただ弾いたり歌ったりするだけでなく

『人の前で披露する』

というニュアンスに早変わりするのです。

そこから、どこかの先生のクラスの
小さめな発表会のことを

Vorspiel(楽器の発表会)

Vorsingen(歌の発表会)

といいますが。

でも、入試前に教授に会いに行って
演奏や歌を聞いてもらう場合も
そう言います。

「この場合は、歌う人も1人、聴く人も1人」

というシチュエーションになりますが、

コレも立派な「発表会」みたいなもの。

いやいや、ただの発表会より、
このほうが断然緊張しますね。

自分の人生かかってるんですから。

教授にコンタクトが取れない時の必殺技!

■ 技その1:直接教授のレッスンする部屋に突撃する

まずは一番シンプルで、ちょっと勇気もいる方法です

音大によっては、親切に
メールアドレスだけではなく
それぞれの教授が教えている
建物の名前や部屋番号まで

ホームページに記載してくれている
ところもあります。

ま、記載がなくても大学の受付の人に

「フォアシュピールに行きたいのですが、
〇〇先生の教室はどこですか?」

とか

「だいたい何曜日のいつ頃いらっしゃいますか?」

って聞けば教えてくれます。

せめて何曜日とか、
午前中、もしくは午後に来るのか
それとも一日中いるのか

その辺をふあっと教えてもらえると
かなり楽です。

教えてもらったら、
その教室の前で待ち伏せして
先生が現れたら挨拶!

そして

「この音大への入学を検討しているので
レッスンを聴講させてください」

と頼んでみます

ドイツの音大は基本的に
オープンなところが多いので
よっぽど何かダメな理由がない限り

「いいよ」

と言ってもらえるでしょう。

■ 技その2:在学生、卒業生など、周りから攻める!

先生に直接行くのが怖ければ
周りから攻める作戦です

日本の音大や音高の先輩や
もしくは先輩の知り合いで
ドイツ留学生を探したり

お目当ての音大に通っている学生を
SNSなどで探して連絡を取ってみたり

「誠実で、がんばり屋」

というような好印象を
植え付けることができれば

いろんな情報が手に入ったりします。

例えば、学生の間の評判とか
何曜日のいつ頃いくと先生にとって都合がいいとか。

また、いきなり押しかけていって、最初に
「Vorspielさせてください!」と言うより

しばらくレッスンを聴講に行って
自分に合う先生かを見極めて
顔を覚えてもらってから

「実は受験を考えていて…。
私の演奏を聴いてもらえませんか?」

とVorspielを申し込む方が
スムーズに話が進むかもしれませんね。

■ 技その3:クラスコンサートに狙いを定める!

音大では教授のクラス生による「クラスコンサート」がよく開かれます

もし、

「先生からの返事はないし、
どこで何曜日にレッスンをしているかも
いまだに分からない」

という状態でしたら

その教授のクラスコンサートを
聴きに行って 終演後に教授へ
直接声をかける

というのもありでしょう。

演奏の感想を伝えつつ
「先生のレッスンを受けたいです」
または「演奏を聴いていただけますか?」
とアピール

ただ、コンサート後は先生も疲れています

もし

「今日は疲れてるからまた今度ね」

と言われたら、
レッスンはどこでいつやっているか
教えてもらいましょう。

または、忙しそうに
「今日はダメ」
と言い残してすぐに消えてしまう人だったら

そのクラスの優しそうな学生を捕まえて
その先生のレッスン室とレッスン日を
聞き出しましょう。

■ 技その4:教授(Prof.)だけにこだわらない!

ホームページを見ていると

「Prof.(教授)」

という肩書きに目が行きがちです

でもProf.と言う肩書きは
まだついていなくても

自分のクラスを持っている
いわゆるDozent(講師)の方は
たくさんいます

そして実はこの中に
めちゃくちゃ学生の指導力が高くて
伸ばすのが上手な先生が隠れています

そういう先生は、
学生からの人気も高いので
その音大に通っている学生に聞けば
評判の先生を教えてくれるでしょう。

私もそういう素晴らしい
講師の方に何人も出会ってきましたし

友人にもたくさんいます。

その大学の講師のレッスンを
一定期間受けて関係を作って

入試や大学の内部情報も教えてもらう

というのも賢い戦略の一つでしょう。

■ 技その5:(日本人の)コレペティさんを頼ってみる!

受験用のビデオ撮影などをするとき
日本人のコレペティ(伴奏)さんに
依頼する機会がありますよね

その際に大学の評判や教授の人柄などの
情報を教えてもらう方法です

現場の生の情報を知っている方々なので
すごく参考になる話が聞けることもあります

ただし!

こちらは同じ日本人だと思って
親近感を持って声をかけても

人によっては
「日本人だから日本語で楽だと思って
近寄ってきたのかな」

と警戒されて、かえって塩対応の場合もあります

もうこれは、人によって違うので
試してみるしかないです。

ドイツ語か英語がある程度できるなら
返って日本人以外のコレペティさんに
お願いする方が、吉と出る場合もあります。

ヨーロッパの音楽家の間には
日本の音楽界で暗黙の了解として
存在するような上下関係は
まずありません。

教授とも下の名前で呼び合う
フランクな関係を築けることが
多いですし。

だから、仲良くなると
その音大の情報を
惜しみなくシェアしてくれる
コレペティさん、たくさん知ってます...

■ 技その6:下見のつもりでコンタクトがなくても入試を受けて、教示にコンタクトを取る

上の全てがうまくいかなかった場合。

もしくは
上の全てが自分の性に全く合わない

と言う方の場合。

下見のつもりで
自分が入学したい音大の
入試を受けましょう。

そこで、もし入試に受かれば
ラッキーですし、

落ちても
そこでガックリして帰らずに

入試の結果が決まって
教授たちが部屋から出てきたところを
狙い撃ちにしましょう。

日本だったら、
そんな失礼なこと絶対にできないし
そんなことしたら白い目で見られるかも。

でもこちらの人にとっては普通のことです。

直撃して、ダメだった理由を聞いて、
プライベートでレッスンしてもらえないか
直談判してみましょう。

そこで、「私時間がないから」
と言われたら、他にいい先生を
紹介してもらってもいいですし。

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まとめ

教授から返信が来ないと
絶望的な気分になりますが

手立てはひとつではありません

自分に合った方法で
行動を起こしてみてくださいね

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2. ドイツ・オーストリア音大(学費)リスト

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