ワイマール音楽大学!ベルリンっ子が選ばない穴場を選択する理由3つ
みなさん、こんにちは!
今回は、クラシック音楽の歴史が
ギュッと詰まった
「ワイマール・フランツ・リスト音楽大学」
の春入学を目指す方へ
ワイマール音楽大学の情報を
お届けしたいと思います。
……と、その前に。
少しリアルな「ドイツの現場の空気感」
のお話をさせてください。
ワイマールは旧東ドイツに位置する、
人口6万人ほどの小さな文化都市。
実は、
ベルリン生まれ・ベルリン育ちの
シティ派な若者たちの中に
「わざわざ好き好んでワイマール音大へ行こう!」
という子は滅多にいません(笑)。
もし滑り止めで受かったとしても
「ワイマールに行くくらいなら1年浪人する」
と言った生徒すらいたほどです。
最近の政治的な風潮や
極右勢力のニュースを
気にする子もいますし
何より大都会育ちの
ベルリンっ子から見たら
ワイマールはかなりの「田舎」!
「観光で1日遊びに行くなら最高だけど
住むのはちょっと……」
と思ってしまうのも、正直仕方ないかもしれません。
「じゃあ、そんなワイマール音大を
目指すメリットは何なの?」
そう思いますよね!
そこで今回は、大都会の音大にはない
「ワイマールだからこその
絶大なメリット(選択する理由)」
を3つのポイントに絞ってご紹介します!
目次
理由①:超名門「英才学校」と提携!ベースとなるレベルがけっこう高い

実はワイマールには、
知る人ぞ知る
「Spezialschule
(スペシャルスクール)」
の流れを汲む学校が存在します。
昔、ドイツが西と東に
分かれていた頃
東ドイツには
才能ある子供を集めた
寮制の音楽英才教育機関
(Spezialschule)
がありました。
「朝から晩まで楽器漬け、
寮に帰ったら眠るだけ……」
という環境で、東ドイツが
世界に誇る演奏家を
育成していた伝説の学校です。
その名残として今も存在する
中高一貫の英才学校が
「Musikgymnasium Schloss Belvedere(ベルヴェデーレ宮殿音楽ギムナジウム)」。
現在もそのハイレベルな教育基準は
まあまあ保たれており
同校と密接に提携している
ワイマール音楽大学全体のレベルを
押し上げる要因となっています。
理由②:世界最高峰の教授陣と、そこから羽ばたいた実力派の日本人留学生たち
ワイマール音大の看板を背負う
「名手」と言われる教授を
2人ご紹介します。
著名な名物教授陣
グリゴリー・グルズマン教授(Prof. Grigory Gruzman / ピアノ)
ロシア出身の名ピアニスト。
指導は非常に厳格でありながら
世界中でマスタークラスを
開講する超人気教授です。
数々の若手コンクール優勝者を
育て上げており、
今ドイツで最も注目されている
日本人ピアニストの一人、
中川優芽花さんの師匠でもあります。
リカルド・ガリアルド教授(Prof. Ricardo Gallén / クラシックギター)
フランシスコ・タレガ国際ギターコンクール優勝者。
世界最高峰のクラシックギタリストの一人。
ワイマール音大のギター科を
世界トップレベルへ引き上げた第一人者。
世界的ギタリストの伊藤亘希さんや
齋藤優貴さんの師匠です。
ワイマールから世界へ羽ばたいた日本人演奏家
大都市に比べると日本人留学生の
「絶対数」自体は少なめですが
素晴らしい音楽家たちが
ここから巣立っています。
久保田 昌一 さん(指揮)
桐朋学園大学卒業後、
ワイマール音大で
名教授ニコラス・パスケ
(Nicolas Pasquet)氏らに師事。
ハレ歌劇場や
レーゲンスブルク歌劇場などで
専属指揮者・カペルマイスターを歴任し
ヨーロッパの主要オペラハウスで
長年活躍しています。
中川 優芽花 さん(ピアノ)
クララ・ハスキル国際ピアノコンクール優勝者。
ドイツ生まれドイツ育ちの彼女と
ワイマールとの接点は
中川さんが12歳だった2014年の
「若いピアニストのためのフランツ・
リスト国際コンクール(13歳以下の部)」
で第2位および室内楽特別賞を
受賞したことにさかのぼります。
そのコンクールの審査員の1人が
グルズマン教授だったのです。
中川さんは、2021年より
ワイマールで研鑽を積んでいます。
清水 慶太郎 さん(トランペット)
ワイマール音楽大学卒業後、
ドイツのゲッティンゲン交響楽団で
首席トランペット奏者を務め
現在は北欧最高峰とされる
「スウェーデン王立歌劇場管弦楽団」の
首席トランペット奏者として活躍中です。
伊藤 亘希 さん(クラシックギター)
ワイマール音楽大学在学中より
数々の国際ギターコンクールで
優勝・上位入賞。
現在は国内外でコンサート活動や
後進の指導を行う実力派ギタリストです。
齋藤 優貴 さん(クラシックギター)
ワイマール音楽大学の修士課程・
国家演奏家資格コースを卒業。
ヨーロッパ各地の国際コンクールで
多数の優勝歴を持ち、海外を拠点に
精力的な演奏活動を行っています。
理由③:プロの歌劇場・楽団との「直結提携」&「音楽の神々に愛された環境」
1. 就職に直結する強力な現場実習制度!
ワイマール音大には、
プロの現場へそのまま飛び込める
超強力な提携プログラムが
準備されています。
ドイツでプロとして
就職活動を始める学生にとって
これらのプログラムは
「本場の現場経験が積める」
「給料が支給される」
「履歴書(CV)のハクになる」
という、喉から手が出るほど
ありがたいシステムです。
チューリンゲン・オペラスタジオ(Thüringer Opernstudio / 声楽)
近隣の主要4歌劇場と提携した若手歌手育成プログラム。
早坂 卓 さん(バリトン):
同プログラムの研修生として選出され、実際の劇場舞台でオペラ出演の実績を重ねています。
ワイマール州立楽団(Staatskapelle Weimar)のアカデミー制度(Orchesterakademie / 管打・弦楽器)
歴史ある名門オーケストラでの実戦経験が積めるシステム。
星 あゆみ さん(打楽器):
東京藝大卒業後、大学院で名物教授マルクス・レオソン氏に師事。在学中から同楽団のアカデミー生として契約・演奏し、現在もドイツ国内で活躍しています。
街全体が世界遺産!バッハ、リスト、R.シュトラウスに愛された街
確かに、
都会育ちのベルリンっ子にとっては
「刺激が少なくて物足りない」と
感じる街かもしれません。
でも、ワイマールのすごさは、
「街全体が世界遺産」
であることだと思うし
「音楽の神々に愛された空間」
であることでしょう。
バッハ、リスト、R.シュトラウスら
偉大な巨匠たちに愛された歴史ある街で
大都市の喧騒から離れて
「本場ドイツで自分の音楽を
じっくり研鑽したい」
「信頼できる名教授のもとで
確実にステップアップしたい」
と本気で願う人にとっては、
ワイマール音大は理想的な環境ですね。
ワイマールについて詳しくはこちらもどうぞ⇩
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