ナーゴルト夏期音楽マスタークラスの特徴!ロシア系豪華ソリストが集結
ドイツ南西部、シュヴァルツヴァルト
(黒い森)の入り口に位置するナーゴルト。
ここで30年以上の歴史を刻んできた
「ナーゴルト夏期音楽講習会」が
2026年も開催されます。
今回は、世界的なヴィルトゥオーゾ、
ヴァディム・グルズマン氏を筆頭に、
欧州の第一線で活躍する
主にロシア系の豪華講師陣が集結。
ドイツやオーストリアの音大留学を
目指して、教授探しをしたい方には
あまり合ってないのでしょうが
ロシア音楽、ロシア奏法の真髄に
触れたい人にとっては、最高に
ハッピーな10日間になるのでは。
南ドイツの豊かな自然に身を置き、
朝から晩まで音楽に浸る特別な10日間、
そして集中マスタークラス。
その魅力をたっぷりとお伝えします!
目次
ナーゴルト(Nagold)ってどこ?黒い森の静寂が育む、濃密な音楽体験

引用元: wildberg.de
ナーゴルト(Nagold)って
どこにあるか知ってますか?
ドイツの美しい自然の代名詞でもある
シュヴァルツヴァルト。
(黒い森)
その森の北部に位置するナーゴルトは
都会の喧騒から切り離された
穏やかな空気が流れています。
音楽家にとって、日常の雑音を遮断し、
自分の音と向き合う時間は何物にも
代えがたい財産。
ナーゴルトの講習会の魅力の一つは、
なんといってもその「環境」と
「集中度」にあります。
ここでは地元の寄宿学校
CJD Nagoldに滞在し、
朝の練習から夜のコンサートまで、
音楽仲間や講師陣と同じ屋根の下で
過ごします。
講師陣はロシア系のソリストがメイン

引用元: cjd.de
2026年の講習会は、大きく二つの期間に分かれています。
メインのマスタークラス(2026年8月4日〜8月14日)
大学生や音大志望者はもちろん、
才能ある子供たち、さらには指導者まで、
幅広い層を対象としたメインコースです。
この期間の講師陣は、
名前を見たらお分かりになると思いますが、
ロシア系、ウクライナ系のまさに
現役バリバリの方々が多い感じです。
そして演奏家として活躍されている方が多い分、
ドイツやオーストリアの音大教授は少ないです。
Diana Tishchenko(ヴァイオリン)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
ロン=ティボー国際コンクール優勝を誇り、
圧倒的なカリスマ性と表現力で世界を魅了する新星です。
Alexandra Korobkina(ヴァイオリン)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
ロシア演奏伝統の継承者であり、
ソロから室内楽まで幅広く活躍する気鋭の演奏家です。
Tatiana Liberova(ヴァイオリン)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
サンクトペテルブルクの名門校で
数多くの国際コンクール勝者を育て上げた、
ロシアの至宝と言える名教師です。
Solenne Païdassi(ヴァイオリン)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
ロン=ティボー国際コンクール優勝者であり、
繊細かつ情熱的な演奏で聴衆を圧倒する
フランスの逸材です。
Aylen Pritchin(ヴァイオリン)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
チャイコフスキー国際コンクール入賞を果たし、
独自のプログラミングで注目を集める鬼才です。
Yun Tang(ヴァイオリン)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
若くして上海音大教授に就任し、
国際舞台で数々の栄誉に輝く、
現代中国を代表するヴァイオリニストです。
Florian Peelman(ヴィオラ)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
室内楽のスペシャリストとして、
欧州各地の音楽祭やアンサンブルで
中核を担う実力派ヴィオラ奏者です。
Leonid Gorokhov(チェロ)

メニューインに才能を見出され、
現在はハノーファー音大教授として
後進を育てる世界的チェリストです。
Mikhail Nemtsov(チェロ)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
欧州の主要ホールでソリストとして活躍し、
数々の国際賞に輝く次世代を担うチェリストです。
Christoforo Pestalozzi(チェロ)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
名門シュトゥットガルト放送交響楽団の
首席を務めるなど、オーケストラと
ソロの両輪で活躍する名手です。
Martti Rousi(チェロ)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
シベリウス音楽院教授を長年務め、
世界中のコンクール審査員も歴任する
フィンランドを代表する巨匠です。
Michail-Pavlos Semsis(コントラバス)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
Tetjana Bielikova(ピアノ)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
数々の国際コンクールで受賞歴を持ち、
アンサンブル奏者としても一流の信頼を
得ている実力派です。
Inga Dzekster(ピアノ)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
サンクトペテルブルク音楽院で教鞭を執り、
名だたる演奏家から指名を受ける熟練の
共演ピアニストです。
Elena Nemtsova(ピアノ)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
作曲家としての顔も持ち、ピアノと作曲の
両面から深い解釈を提示する
多才なアーティストです。
Eunji Ryu Sigfridsson(ピアノ)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
ソロピアニストとして、
またアンサンブルの要として
欧州を中心に活動する
韓国出身の実力派です。
Henri Sigfridsson(ピアノ)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
エッセン・フォルクヴァング芸術大教授を務め、
ベートーヴェン弾きとしても名高い
フィンランドの名ピニストです。
Evgeny Sinaiski(ピアノ)

引用元: sommermusik-nagoldtal.de
ウィーン国立音大等の教授を歴任し、
世界的演奏家を支え続ける
室内楽・共演ピアノの権威です。
ヴァディム・グルズマン マスタークラス(2026年8月14日〜20日)

メインのマスタークラス終了後には、
現代最高のヴァイオリニストの一人、
ヴァディム・グルズマンVadim Gluzman氏による
特別なマスタークラスが開講されます。
この人のマスターコースだけは、
期間と、値段と、宿泊所が違うのでご注意ください。
正確にいうと、
- 期間は短く一週間。
- なのに、他のマスタークラスより明らかに高い。
- 宿泊所は自分で探して予約しないといけない。
という3点が違います。
で、もう一つ面白いのが、
他の方達のマスタークラスでは、
10泊3食付きですが、こちらの方は、
一日一回だけみんなで先生を囲んで食べる
1食分が、費用に含まれています。
世界的ヴィルトゥオーゾの一人、
ヴァディム・グルズマン ということで、
主催者側の扱いが全然違うのが
おもしろいですね。
世界最高峰のオーケストラと共演を重ねる
彼の「生」の教えを、これほど間近で
受けられる機会は滅多に無いから
貴重ということなのでしょう。
ナーゴルトならではのメリット3つ
- 伴奏付きマスタークラス: この講習会では、レッスンに常に伴奏がつきます。常にピアニストと組んで作品を仕上げる実践的なスタイル。
- 室内楽とオーケストラ: 弦楽四重奏やピアノトリオ、さらには合奏の練習を通じて、アンサンブルの極意も学べます。(室内楽のレッスンは講習会費に含まれています)
- 子供・青少年向け: 「子供・青少年向け」のサポートが手厚く、付き添いの保護者の宿泊・食事についても柔軟に相談に乗ってくれるのが、日本人参加者にとって、心強いポイントです。
申し込み詳細
参加対象
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ピアノを専攻する学生
レパートリーの拡充、演奏会、コンクール、オーディション、試験の準備をしたいピアニスト
指導のアイデアや新しいメソッドを探している楽器指導者や音楽家。
基礎的な技術知識を持つ、非常に才能豊かな子供や青少年。
室内楽アンサンブル単位での応募も可能です。
内容
・伴奏付きマスタークラス
・子供や青少年のためのレッスンとグループ演奏
・室内楽(弦楽四重奏、弦楽三重奏、ピアノ三重奏など)
・オーケストラのリハーサル
・ステージ演奏 / 修了コンサート
準備する曲
受講者はコース開始前に、異なる作曲家による2つの完成作品を準備する必要があります。
子供は適切な難易度の1曲で可
オーディションの有無
申し込みは先着順です。
予約金の支払いが確認された時点で参加が確定します。
(ということはオーディション無いですね)
申込締切
申込締切:2026年7月3日
先着順のため早めの決断が鍵となります。
費用
メイン・マスタークラス(2026年8月4日〜8月14日)
・予約金:200ユーロ
・受講料:300ユーロ
・10日間の全泊全食費:450ユーロ
※個人で宿泊先を探す場合は、別途オプションが利用可能です。
合計:950ユーロ
【受講料に含まれるもの(8/4-14)】
・子供:少なくとも4回のレッスン、技術トレーニング、伴奏、アンサンブル演奏。
・学生:3回の個人レッスンに加え、クラス全員でのセミナー、伴奏、室内楽、アンサンブル、オーケストラ。
・若い音楽家との練習、他の学生の聴講、すべての講話やコンサートへの入場料。
メインコース(10日間)の費用は、登録料・受講料・宿泊・全食付で合計950ユーロ。
ドイツの物価高を考えると、全泊全食付きでこの価格は良心的です。
ヴァディム・グルズマン マスタークラス(2026年8月14日〜20日)
・ヴァディム・グルズマン マスタークラス予約金:300ユーロ
・ヴァディム・グルズマン マスタークラス受講料:550ユーロ
(毎日の共同食事1回を含む、宿泊費は含まない)
合計:850ユーロ
※ヴァディム・グルズマンのクラス参加者は、各自で宿泊先を手配する必要があります。レッスンは市立音楽学校で行われます。
【受講料に含まれるもの(V.グルズマン クラス)】 ・少なくとも4回の伴奏付きレッスン。 ・公開演奏の機会。 ・クラス全員での毎日の夕食。
宿泊先がちょっとすごい
本講習会は、ナーゴルト市と
ヴィルトベルク市の
共同プロジェクトです。
田舎の小さな2つの村が、
強力して運営している、
素敵なマスタークラスですね。
宿泊先のCJD Nagoldは
質素な寄宿学校という立ち位置ですが、
上の画像でもわかるように、
可愛いお城みたいな建物です。
そして、なんせ、黒い森(Schwwarzwald)
に隣接している!
自然が好きな人には
最高のロケーション!
基本的に、2人、または3人の相部屋で
シャワーやトイレも共有(各階に設置されている)
「いや、相部屋や共有トイレは無理だわ...」
とお感じになる方は
ここは難しいかもですね。
ベジタリアン対応の食事や、
練習場所へのシャトルバス送迎などもあります。
メイン・マスタークラスの宿泊と食事の詳細(2026年8月4日〜8月14日)
CJD Nagoldに滞在し、全食(3食)が提供されます。
Q. CJD Nagoldってどんな施設?
CJDは、ドイツ・キリスト教青年村連盟
(Christliches Jugenddorfwerk Deutschlands)
の略。ドイツ最大級の教育・社会事業団体だそうです。
ここナーゴルトの「CJD Nagold」は、
普段は州の道路維持管理員を
育成するための研修寄宿センター
として使われています。本来は音楽とは無縁の場所なのですが、
夏のオフシーズン期間だけ、
特別に音楽講習会の会場として
貸し出されているんですね。
未成年の参加者の保護者も
CJD Nagoldへの宿泊が可能で、
場合によっては、バストイレ付きを
ゲットすることができます。
ベジタリアン料理か通常料理かを
選択できます(保護者も同様)。
練習施設(ギムナジウムや音楽学校等)
へはシャトルバスが運行します。
毎朝の集合、子供のレッスン
アンサンブルやオーケストラの
リハーサル、内部コンサートなどは、
このCJD内の施設で行われます。
練習の合間には、
黒い森をジョギングしたり、
卓球台でリフレッシュしたりもできますね。
ヴァディム・グルズマンのマスタークラス(2026年8月14日〜20日)
宿泊先は、自分で手配しないとなりません。
(ちょっとこれ面倒ですね...)
1日に一食だけ、グルズマンさんを
囲んでみんなで食べます。
ディナーなのか、朝食なのかは
書いてないので申し込みの時に
問い合わせてみてください。
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「自分で申し込むのは、ちょっと不安……」
「言葉の壁が心配……」
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(ドイツ在住30年以上のスタッフがついてます!)
不慣れな土地での言葉の問題
体調不良、怪我、トラブル発生時に
頼れる人がいるかは
安心感に直結します。
エージェントへの
高い手数料を払うより
現地に「頼れるプロ」を
一人置いておく。
これが、一番賢い
リスク管理です。
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