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宝塚の隠蔽はジャニーズよりやばい!過去のパワハラ【総まとめ】

こんにちは。

2023年9月30日に、宝塚歌劇団の有愛きいさんが、自身が寮生活をしていた「すみれ寮」の18階から転落死する事件が起こりました。

11月14日に歌劇団側が行った記者会見で設置された調査委員会の調査結果は「パワハラは無かった」というもので、「これじゃ、ジャニーズよりやばいじゃん」と多くの批判を浴びています。

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有愛きいさんの悲しい飛び降り自殺


引用元: bunshun.jp

有愛きいさんは、入団7年目の宙組団員で下級生をまとめる立場でした。

週刊文春は、2月に、宙組関係者からの証言として、宙組の娘役2番手の天彩(あまいろ)峰里さんが、後輩の有愛きいさんに、舞台での髪形の作り方を教えてあげると言いながら、高温のヘアアイロンを有愛きいさんの額に押し付けて、火傷させたと報道しています。

劇団は有愛きいさんに事情を聴たらしいですが、有愛きいさんは、被害を受けたことは認めたたものの、

「天彩さんが怖いから大ごとにしたくない」

と答えて、天彩峰里さんは、

「そんなことはしてない!」

と事実を認めませんでした。


引用元: bunshun.jp

それどころか、このヘアアイロン事件が週刊文春に掲載されると、有愛きいさんは、先輩たちに呼び出されて、

「おまえが、週刊誌にリークしたんだろ!

と責め立てられて、過呼吸になる程だったそうです。

死の直前の9下旬、新人公演の準備で忙しくしていた有愛きいさんは、トップスターの芹香斗亜さんやや松風輝組長などの4人の上級生から壮絶なパワハラを受けていたそうです。

「下級生の失敗は、すべてあんたのせいや」
「マインドが足りない。マインドがないのか!」
「この嘘つきが!嘘つき野郎」(引用元: bunshun.jp)

その様子は集団リンチのような凄まじさだったと、複数の現役宙組生が週刊文春に証言しました。

遺族側の弁護士の説明によりますと、有愛きいさんは、8月以降

1日3時間程度しか睡眠時間を取ることのできないほどの過重労働

で、心身ともにボロボロだったそうです。

そして、2023年9月30日に、自身が寮生活をしていた「すみれ寮」の18階から飛び降りて、25歳の生涯を閉じてしまったのです。

遺族の代理人弁護士は

過重な業務や上級生劇団員のパワハラによって心身の健康を損ない、自殺に至った

将来ある女性が命を奪われたことは極めて重大だ

引用元: bunshun.jp

と訴えていて、歌劇団や運営する阪急電鉄に、謝罪と補償を求めています。

調査委員会の調査への期待は裏切られ

有愛きいさんの死を受けて、外部弁護士チームによる調査委員会が設けられて、調査が始まりました。

元大阪市長で弁護士の橋下徹さんは、11月13日に出演した「めざまし8(エイト)」(フジテレビ系)で

当初、劇団側はパワハラ問題などは全否定していましたけれども、こういう時にこそ外部の調査委員会の報告書というのは威力を発揮しします。

旧ジャニーズ問題も外部の調査委員会の報告書で一気に動いたというところがありますから、僕はこの報告書に期待をしていますし、劇団側もしっかり改革というものをやってもらいたいと思います

引用元: sponichi.co.jp

とコメントし、世間はそれなりに、調査委員会の中立性に期待していたのでした。

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調査委員会パワハラを全面否定


角和理事長 / 引用元: bunshun.jp

ところが、

「外部弁護士による調査チームの報告書」

というのは、どうも名ばかりだったようで、報告書では、

上級生は「髪型のセットのアドバイスをしていた際、額にアイロンが当たってしまったが、故意ではない」などと答え、亡くなった劇団員も同じ趣旨の話をしていた

引用元: nhk.or.jp

と、ヘアアイロン事件が、パワハラでは無かったと断言しています。

そして、上級生からの上述の暴言についても、

こうした発言があったとは認定できない

と断言しました。

上級生の指導が厳しかったのは、公演間近で仕方なく、全体的には指導のあり方は、相当性を欠いていない

のだそうです。

つまり、劇団員にヒアリングしても、ライングループを見ても、

パワハラなんて全く無かった

と断言しちゃってました。

でも、宙組生4人(個人名非公開)は、ヒアリングを拒否してるんですよね。

その4人の方達が加害者だったら、何も証言を取れないの当たり前ですよね。


木場元理事長 / 引用元: bunshun.jp

週刊文春が、これだけ裏をとって、劇団関係者や、現役宙組の証言を報じてきたのに、劇団側は、名ばかりの調査委員会を設けて、

報道は全て事実無無根です!

と言って、突っぱねて、終わりにできると思ってたとしたら、ちょっと考え甘すぎませんか?

週刊文春は、11月14日に開かれた歌劇団の会見後に、

11月14日に開かれた歌劇団の会見後に出た週刊文春の記事には、ヘアアイロン事件について、

「現場に居合わせた現役の宙組生徒の証言」

として

あまりに痛々しかったので、たくさんの生徒が心配して集まり、『どうしたんですか』と声を掛けていました。

有愛さんは涙を堪えて『自分でアイロンをすると言ったのに奪われて、押し当てられた』と。

火傷を負わせた天彩さんは、痛がっている有愛さんを部屋に残して退室したそう。

彼女はナースが常駐している劇場内の診療所へ塗り薬をもらいに行っていました。

数日後、患部は黒ずみ、かさぶたになっていました

引用元: bunshun.jp

と報じています。

また、実際に調査委員会に証言した現役の宙組生が、自身の証言が捻じ曲げられて、無視されていたことに怒って、こう訴えています。

「上級生が有愛さんをはじめ、私たち下級生に対して行った、数々のパワハラを調査委員会で証言しました。

ですが、私の訴えは劇団にもみ消された。この期に及んで劇団はまだ隠蔽しています」

ひどくないですか?

ネット炎上「ジャニーズよりやばい!」


宙組公演ポスター / 引用元: bunshun.jp

案の定、ネットは荒れてます。

ジャニーズの場合は、故人の性的被害が焦点でしたが、宝塚の場合は、現役の劇団員が加害者ということになります。

ネットの声

詰問、暴言、傷害は「伝聞のため確認とれず」で、パワハラについては無かったことにしましたか。

複数の組子が居たところでの暴言や傷害なのだから、実際に自分の耳で聞いている生徒が居ないわけがない…苦しい言い訳。

でもこれがどこまでも宝塚らしくて、「やっぱりそう来るか」という悲しい納得感…。

『1人の既に亡くなった被害者より、複数名の上級生加害者の未来が大事』引用元: yahoo.co.jp

宝塚でのパワハラ加害者は、不特定多数。

先輩から後輩へのパワハラは、伝統として受け継がれてきました。

ネットの声

ネットの声

加害者を守る。

これまでの多くのいじめ、パワハラ、セクハラ案件で繰り返されてきた事だが、「宝塚よお前もか!」という感じだ。

後に事実が明らかになり、謝罪、断罪される、パターン。ジャニーズ事務所他と同じ道を歩む事になるのだろう。引用元: yahoo.co.jp

そして、退団しても、パワハラの事実を絶対に外に漏らしてはならないという、暗黙の了解があるそうです。

ネットの声

被害者を一方的に悪者にするようなまるで他人事のような会見。 言いたいことだけ言って核心部分は「否定できない」などと濁す。ブラック企業の典型的な例ではないか。引用元: yahoo.co.jp

などなど。

加害者が不特定多数で、伝統的に過度のパワハラが行われていたとしたら、少なくとも、「加害者の数が多い」という点では、ジャニーズより酷いかもしれません。

旧ジャニーズの性加害被害者への補償金の支払いについてはこちらをどうぞ⇓

旧ジャニーズの補償金額は?ドイツより一桁少ない日本の水準

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過去のパワハラ例


宝塚音楽学校&歌劇団の「すみれ寮」
/ 引用元: bunshun.jp

2008年のいじめ

2008年に、「宝塚歌劇団96期生」の悪質ないじめ騒動があったのだそうです。

「予科生の中でSさんが一番きれい」というSNSへの書き込みに嫉妬した、宝塚音楽学校の生徒らが、Sさんを寮で起きた盗難事件の犯人に仕立て上げました。

その後、同期生が「コンビニでSさんが万引きするところを見た」と告発。

Sさんは万引きしていなかったので

「私はやっていません。防犯ビデオを見てください」

と訴えたのですが、誰も信じてくれず、一方的に吊るし上げられ、それから、いじめがエスカレートしたのだそうです。

「私の視界に入るな」

「死ねばいいのに」

などと罵倒されることが日常になり、なんと、学校側からも退学処分に!

2018年の飛び降り事件


宝塚音楽学校&歌劇団の「すみれ寮」 全体
/ 引用元: bunshun.jp

2018年6月に、宝塚音楽学校に入学したばかりの予科生A子さんが、「すみれ寮」のバルコニーから飛び降りて、幸い命は取り止めましたが、全治3週間の全身打撲を負っていました。

その時も、A子さんはパワハラを苦に自殺を図ったことが判明しました。

でも、第三者委員会を設置しての調査を求める家族の声には、学校側は全く耳を傾けませんでした。

そしてA子さんは退学せざるを得ませんでした。

この事件は、宝塚音楽学校から一才公表されませんでした。

そのことについて、宝塚側は、「本人の人生とプライバシーを守るため」と説明しましたが、家族は、第三者委員会を設置しての調査を求めていたので、この説明は、全くの嘘です。

結局、いじめの体質は、長年何ら改善されてなかったのです。

元タカラジェンヌ芸能人の証言

そのほか、元タカラジェンヌである芸能人の証言もあります。


引用元: sponichi.co.jp

小柳ルミ子さん

「自分の衣装の袖に腕を通した際、針が一本刺さっていた。指にその針が刺さり怪我をした」

「劇団はクソ」


引用元: dot.asahi.com

 天海祐希
「いじめを受けても気にしなかった。そんなこともあったような……」

引用元: yahoo.co.jp
 黒木瞳
「相手役の大地(真央=筆者注)のファンから、楽屋にサンドイッチが送られたが、中には砂が入っていた」
ちなみに、ファンからの贈り物の中にはカミソリや、わら人形もざらにあったらしいです。
こわっ
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おわりに

2024年になって、ようやく宝塚側に問題があったことを認める形で、角和理事長が退き、宝塚の組織自体にも、メスが入りそうです。

この悲しい事件をきっかけに、内部が一新されるといいですね。

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