こんにちは。
2023年に放送された日曜劇場「下剋上球児」(TBS系)の高校球児役を演じた人気俳優の奥野壮さんは、実は野球未経験!
そして、オーディションの最初のうちは「球が怖い」と口にするほどビビりだったにもかかわらず、他の野球強豪校出身の候補者を退いて、見事に高校球児役を掴んだのです。
すごいですよね!
ここでは、奥野壮さんが、どうやって、野球未経験でありながらも、球児役をつかもことができたのかをお伝えします。
奥野壮さんについて
引用元: instagram.com
プロフィール
生年月日 2000年8月21日
出身地 大阪府寝屋川市
学歴 寝屋川市立第六中学校卒業、大阪府立西寝屋川高校(中退)
身長 170 cm
職業 俳優
ジャンル テレビドラマ・映画・CM・舞台
活動期間 2018年 –
事務所 オスカープロモーション
男劇団 青山表参道Xのメンバー
第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて
「フォトジェニック」賞
「明色美顔ボーイ」賞
のダブル受賞(2017年)
奥野壮さんの一家は、奥野壮さんが高校一年生の時に、神奈川県鎌倉市に引っ越しました。
芸能活動がとても忙しく、引っ越しを機に高校を中退したのだそうです。
11年間も続けていた特技のバレエ歴も、その時に辞めています。
奥野壮さんは、ドラマ『仮面ライダージオウ』の常磐ソウゴ役で、一躍有名になりました。
すでに、たくさんのドラマや映画に出演してますが、代表的な出演作品は、こちらです⇓
特撮テレビドラマ『仮面ライダージオウ』にて主演の常磐ソウゴ役 (2018年)
映画「Gメン」八代省吾役(2023年8月公開 )
ドラマ「勝利の法廷式」 第4話 村山翼役(2023年日本テレビ系)
深夜ドラマ「女子高生、僧になる」(2023年10月毎日放送)磯野柊役
映画「罪と悪」(2024年2月2日公開、ナカチカピクチャーズ)
なんと、「仮面ライダージオウ」に出演して忙しく高校を卒業できなかったので、スタッフが作品の中だけでも高校を卒業させてあげようと思って、高校を卒業したシーンが撮影されています。
引用元: x.com
「下剋上球児」のオーディションについて
引用元: tver.jp
「下剋上球児」の12人の高校球児役のオーディションは、はっきり言って候補者にとって、とても過酷でした。
普通の野球ドラマと違って、本格的な野球ドラマにしたかったため、制作スタッフは本当に野球のできる俳優を求めていたからです。
書類審査には、125人しか通らず、野球実技審査には69人が次に進みましたが、そこでも振るい落とされ、演技審査に進めたのは、30名だけでした。
「12人の高校球児役」について詳しくはこちらをどうぞ⇓
そして、せっかく演技審査まで漕ぎ着けたのに、結局選ばれずに涙を飲んだ候補者が18人もいました。
選ばれなかった18人の候補者の中には、有力視されていた人や、かなり存在感をアピールしていた人もいたので、
「なんであの人がダメだったの?」
と思った人も少なくありませんでした。
そのためかどうかはわかりませんが、落選した候補者の中から6人だけは、他チームの球児役など違う役で、ドラマに出演できることになりました。
選ばれなかった18人の候補者について詳しくはこちらをどうぞ⇓
奥野壮が野球未経験で「下剋上球児」役を掴んだ理由3つ
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さて、野球歴半年、クラッシックバレエ11年間という奥野壮さん。これだけ野球の上手い人がたくさんいたオーディションで、一体どうやって役を掴むことができたのでしょうか。
その1 どうしてもこの役を勝ち取りたいという誰よりも強い思いがあった
引用元: tver.jp
まず、第一に、奥野壮さんの役への意気込みは半端なかったです。
野球の練習会では、球が取れず
「難しいです。
怖いです、球が。
慣れないとボールに」
と練習中にスタッフに聞かれて、答えていました。
ボールを怖がる奥野さんは、練習会で容赦なくノックの洗礼を受けました。
ノックが取れなくて、バランスを崩して転ぶ奥野さん。でも、すぐに起き上がって、
「もう一本お願いします」
と、あきらめません。それをなん度も繰り返しているうち、意地でボールが捕れるようになりました。
撮影陣に、「ナイスプレイ」と言われましたが、首を横に振って、全然、満足していない様子が伝わってきました。
引用元: tver.jp
そんな奥野さんに、内野の守備審査の時がきました。ノックを受けるのは2回だけです。その、たった2回のチャンスを、奥野壮さんは、見事にものにしました。
ちゃんと2球とも捕ったのでした。
この日のために練習してきた地道な努力が実った瞬間でした。
急成長を遂げ、キャッチングが評価されて、野球の実技審査を通過することができたのでした。
その2 野球の実技で見事にプライドを捨てた潔さ
どんなに、強い思いがあっても、奥野壮さんがもし、主演を張っている人気俳優としてのプライドを捨てられなかったとしたら、野球審査を通過することは無理だったと思います。
奥野壮さんは、エラーを連発したり、転んだり、どんなに格好が悪くても、食らいついて諦めずに、トライし続けました。
「下剋上セレクション」(U-Next)で、MCの武井壮さんも
「(最初は)ボールを怖がってさ、サイドに入っちゃって、この辺に抜けたりしてたわけ。それがちゃんとさ、(身体の)センターにポジション持ってきて、バウンドきたところに体を持って行って、ここで捕球しようとしてるわけ。ちゃんととってたし。」
と、奥野壮さんの急成長を絶賛でした!
武井「見違えるような成長を遂げていたから、よっぽど練習したんだよ」
その泥臭さ、田舎臭い素朴な熱心さは、過去にジュノン・スーパーボーイ・コンテスト「フォトジェニック」賞「明色美顔ボーイ」賞のダブル受賞を果たしたことのある、「かっこいいイケメン」とは、全くかけ離れたものでした。
奥野壮さんは、はっきり言って、候補者の中で一番有名で売れている俳優の一人でした。
八代省吾役を演じた映画「Gメン」(2023年8月公開 )は、ただいま公開中ですし、メインキャストの僧侶役を演じる深夜連続ドラマ「女子高生、僧になる」(2023年10月毎日放送)なるも放送中です。
引用元: instagram.com
俳優の仕事が何もない候補者もたくさんいる中では、奥野さんは知名度と人気は、プライドを持つには十分なものと言えます。
でも、そんなことは、奥野壮さんにとってはどうでも良かったのです。
とにかく、くだらないプライドを捨てて、泥臭く食らいついて行ったのでした。
その3 演技力で他の野球経験者を引き離した
引用元: tver.jp
野球の実技審査さえ突破すれば、次に控えているのは、演技審査でした。
奥野壮さんは演技審査では「水を得た魚」です。
「下剋上セレクション」(U-Next)で、自宅での台本の覚え方を披露してくれています。
「普段ですね、台本を覚える時は、歩きながら家の中で、声出して読んで覚えてます。」
3人の高校球児がやりとりするシーンでは、奥野さんは、いっぺんに3役を演じる練習をしていました。
引用元: tver.jp
一人目の役「昨日の練習、バッティングやばかった。打球速度も速いし。場外連発。知っとる? シニア時代の通算打率4割6部やで」
二人目の役「ふーん。でも9人おらへんから試合もできへん。」
「根室、部活どうすんの?」
3人目の役: 根室「あ、入らんことにしました」
と、完全に雰囲気も話し方も変えて、3人を演じ分け、人気俳優の貫禄を見せました。
スタッフからも
「どこか田舎感があって良い。
お芝居が、いろいろ変化がつけられていて、グッド。
芝居が器用」
と、高評価でした。
ピッチャー役の中沢元紀さんも、実は投手未経験なのに、他の経験者を退いてエースの犬塚翔役に抜擢されたのでした。
詳しくはこちらをどうぞ⇓
おわりに
人間、一つの目標に向かって、他のくだらない考えを振り払って集中して、前だけを見て、がむしゃらに食らいついていったら、なんだって達成できそうな気になりますね!
野球の撮影は真夏に行われたそうで、今年の夏は特に暑かったので、結構地獄だったそうです。
でも、だからこそ、みんな「必死に頑張ろうぜ!」って自然に団結していったそうです。
ドラマの中のチームメイトだったのですが、本当のチームみたいになっていったんですね!