こんにちは。
女優ののんさんが、2023年6月17日に、映画「さかなのこ」の「ミー坊」の主演で、第32回日本映画プロフェッショナル大賞、主演女優賞の受賞式に登場しました。
魚類学者ででタレントのさかなクンの半生を描いたこの映画で、のんさんは、さかなクンの「純度の高い『好き』」に自分を重ね合わせて、高評価を得ました。
のんについて
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映画「さかなのこ」について
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映画「さかなのこ」は、2016年に出版された魚類学者で、タレント、イラストレーターのさかなクンの著書「さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!」が元となって作られた映画です。
一日中、魚のことばかり考えているさかなクン。
学校の成績は良くなかったけども、理解のある母親に温かく見守られスクスクと育ちます。
魚への異常なほどの情熱と知識に、周りの不良たちすら、さかなクンに一目置くようになります。
人生の、いくつかの節目で、いろんな人との出会いを大切にしながらも、自分の「好き」を純粋に追い求め続けて、つらぬき通した半生が描かれています。
のんの好きな役
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のんさんは、何かに迷ったときは、自分の好きな方を撮るのだそうです。
これは、シンプルで、当たり前と言えば、当たり前の事なのかもしれませんが、多分、芸能界にいると、いろんなメリット、デメリットも計算しないといけないので、「好き」を釣らぬ見通すの、そう簡単なことではないと思います。
でも、のんさんの場合は、今までののんさんの活動を見ると、一目瞭然ですが、本当に、自分の「好き」を貫いてきていると思います。
2023年2月2日のVoicy × ABCラジオ「 緒方憲太郎の道に迷えばオモロい方へ」でものんさんは、次のように語っています。
すっごいビックなプロジェクトで、でもやりたくない、というような役よりも、ローバジェットかもしれないけど、すっごいこの役大好きみたいな、そういう役が2つあったとしたら、好きの方をとる。引用元: youtube.com
とにかく、のんさんは、「アクティブな役」自分が人生を切り開いている役が好きで、自分で人生を切り開いて、ズンズン前に行っちゃうみたいな、猪突猛進な役に惹かれるのだそうです。
ミー坊の純度の高い『好き』に共感
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2023年3月10日にグランドプリンスホテルで行われた「第46回 日本アカデミー賞授賞式」では、
「本を読んでくうちに個人的な直感でしかないんですけど、私以外にいないって思えてすごいしっくり来た」
「ミー坊の『好き』には複雑さがないんだなっていうことに気づいて。ネガティブな感情に影響されない『好き』がある。そのくらい純度の高い『好き』を持ってるんだっていうのを基にセリフを解釈していきました」
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と、とんかく、撮影が始まる前から、
「この役を最高に演じられるのは私だけ!」
と言う自信があったのですね!
のん!
日本映画プロフェッショナル大賞主演女優賞
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2023年6月17日には、映画「さかなのこ」の「ミー坊」役で、見事に、
第32回日本映画プロフェッショナル大賞、主演女優賞
を受賞しました。
念願の大きな賞なので、本当に嬉しかったことと思います。
のんさん自信が、基本的に自分の「好き」を追い求める人なため、さかなクンのひたすら「好き」を追い求める姿は、自分と重ね合わさるところがあったそうです。
インタビューでは
はいすごく共感する部分がすごくありました
私も好きなことに没頭すると周りが見えなくなるタイプなのでさかなクンの気持ちも、ミー坊の気持ちもすごくわかって
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と語っています。
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「さかなくん」と言う男性を演じることへの違和感はなかったのか?
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とはいえ、さかなクンは、本名が宮澤正之と言う、れっきとした47歳の男性です。
男性の役をやるって、違和感なかったの?
って、ちょっと不思議に思いますよね。
のんさんも、最初に、さかなクンの役がきた時は、とてもびっくりしたのだそうです。最初は
「どうなのかなー?」
と見る方がそれを受け入れてくれるのか、ドキドキしたそうです。
でも、台本読みの時に、沖田監督の直筆で
男か女かはどっちでもいい
という張り紙が貼ってあって、それを読んだのんさんは、すごく勇気が湧いてきたのだそうです。
そして、気持ちを切り替えて
あ、お魚好きのミー坊という人を演じればいいんだ!
と定まっったのだそうです。
そこからは、「さかなクンのYoutube『さかなクンちゃんねる』」や、昔、さかなクンが出演していた時「テレビチャンピオン」の学ラン姿の映像をみたりしたのだそうです。
演技を寄せるために、さかなクンの動きや声のトーンを掴むように、いろいろ研究したそうです。
そして、ミー坊が学ランを着て登場するシーンもあるのですが、そこは、
男か女かはどっちでも良くて、女らしいわけでも男らしいわけでもなく、ミー坊という唯一のジャンルを成立させる、ということ
というマインドで臨んだのでした。
演技派女優!
おわりに
のんさんは、大手芸能プロダクションに所属していないので、今まで、地道に、マイペースで自分のしたいことを、続けてきた結果が、今につながっている人ですよね。
この芸能界の、若い女優さんの中では、唯一無二の立ち位置を確立していると思います。
もちろん、大手事務所に属さず、好きな仕事だけをやるのは、リスクもあるかもしれませんが、人間結局、一度しかない人生、何に、プライオリティーを置くかを、自分ではっきりさせることって、大事ですよね。
のんさんは、自分の根っこがはっきりしているので、ブレないんだと思います。