こんにちは。
2017年4月に芳根京子さんが出演していたアサヒ飲料の「三ツ矢サイダー」のCMが「危険だ!」と炎上し、公開中止となってから5年半が経ちました。
今回、同じアサヒ系列の「アサヒビール・マルエフ」の新CM『おつかれ生です』に大抜擢され、5年半越しに、当時の屈辱を晴らす形となりました。
ここには、他にどんなCMが、過去に炎上して、公開中止、または問題シーンの削除に追い込まれたかも、まとめました。
芳根京子さんのプロフィールと「アサヒ・マルエフ」の新CMについて
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アサヒ飲料「三ツ矢サイダー」のCMが炎上し公開中止に
芳根京子さんは、すでに、2016年に高田純次さんと福士蒼汰さんとの共演で三ツ矢サイダー」のイメージキャラクターを勤めていました。
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2016年版では、高田純次さんが父親役、福士蒼汰さんが兄役で家族という設定でした。
引用元: ryutsuu.biz
その親子版がとても好評だったことから、2017年には芳根京子さんだけが、イメージキャラクターを続投することになり、神木隆之介との共演で学園版『僕らの爽快編』が放映されていました。
ところが、突如、トランペット演奏中の芳根京子さんが“背後から女子同級生にドン”と背中を押されるというシーンが、大きな批判を招いてしまったのです。
Twitterで問題提起をしたトランペット奏者の方からすると
「ケガをする」
「歯を折りかねない」
などの「危険性」が潜んでいて、見ていて耐えられなかったのでしょう。
結局その問題はTwitter上で炎上してしまったのです。
よく注意して見てみましたが、歯を折るほどの危険性を私は感じませんでした。
実際に吹奏楽をする方は、この問題に敏感で、きっともっと大きな危険性を感じるのだろうな、とは思います。
というわけで、そのクレームを受けて、アサヒ飲料は、
この度、三ツ矢サイダーの新CM『僕らの爽快編』につきまして、お客様からたくさんのご意見を頂きました
配慮に欠ける表現がありましたことを、ここに深くお詫び申し上げます。
皆様のご意見を真摯に受け止め、当CMの掲出を取りやめることと致しました。
この度は誠に申し訳ございませんでした
引用元: アサヒ飲料
と発表し、このCMの公開を中止してしまったのです。
それ以来、しばらく芳根京子さんは、アサヒ飲料とは疎遠になっていました。
ところが、関連会社の「アサヒビール」から、この度、新垣結衣さんの大人気CM「マルエフ生」の『おつかれ生です』を受け継ぐことになったのです。
なぜ大手企業が炎上するようなCMを作るのか
引用元: ryutsuu.biz
平成から令和の時代に突入し早いものでもう5年目。時代を追うごとに、コンプライアンスは確実に厳しくなっています。
それに伴って、視聴者の見方も厳しくなっていて、ちょっとしたミスが、すぐにCMの公開中止に至ってしまうのでしょう。
すでに、多額の費用を投下した撮影が終了していて、出演者やスタッフのスケジュール調整がつかないため、公開後に指摘されたミスは、修正不可能で、結局、公開中止に追いやられてしまいます。
最近、海外の広告業界でよく議論される「真実性」の追求を、軽くみていると、
「見る人からすると、非常に不愉快なCM」
が生まれてしまうのですね。
ただ、炎上覚悟でスレスレのところを狙って、そのCMの話題性をアップしようという新しいCM戦略も広がりつつあります。
過去の炎上CM
今までに、放映中止、または、問題シーンの削除になったCMはたくさんあります。
その理由は、実にさまざまですが、いくつか挙げてみます。
1 危ない
芳根京子さんと神木隆之介さんの「三ツ矢サイダー」『僕らの爽快編』
2 怖すぎる
平愛梨主演の2015年に公開されたホラー映画「呪怨-ザ・ファイナル」のCM
怖すぎるとクレームが配給会社とテレビ局に殺到したため、その後はホラーシーンのないバージョンに差し替えられたのだそうです。
3 芸能人のスキャンダルで削除
これは、代表的なところでは
2016年のベッキーさんの不倫発覚、
引用元: sankei.com
2019年の雨上がり決死隊・宮迫博之の不祥事、
引用元: instagram
2020年の東出昌大さんの不倫発覚、
引用元: cyzo.com
2020年の渡部建さんの不倫発覚などがあります。
引用元: chunichi.co.jp
4 法に触れた
この広末涼子さんの2006年のCMでは、「広末涼子、浄化計画、はじまる」というキャッチコピーの「浄化計画」がこのお茶を飲むだけで体が浄化される効果があると勘違いさせるため、薬事法違反だという批判が殺到して差し替えられたのだそうです。
2015年5月まで放送されていたライザップのCMでは、「30日間全額返金保証」とかいてあるにもかかわらず、引越しなどの個人の都合では、返金がされなかったため、景品表示法や特定表取引法に違反する疑いがあるとして神戸市のNPO法人から講義があったのだそうです。
その指摘を受けて、ライザップでは、どんな理由でも、プログラム開始から30日以内であれば、全額が返金されるようになりました。
5 暴力的、いじめ
2003年の「口どけ生茶」のCMでは、松嶋菜々子さんが滑り台で降りてきて、その勢いで少年を蹴り飛ばす、というシーンで、PTAや教育委員会から批判が殺到し、このシーンはカットされた状態で公開されたそうです。
6 性的アピール強すぎ
2011年のアサヒビールのCM「アサヒくつろぎ仕込み4VG」「くつろぎソファー編」で北川景子さんの手と顔が男性の股間に触れているように見えて「ハレンチだ」などと、婦人会などから批判が殺到して放送中止になりました。
別バージョンのブランケット編だけが放映されることになりました。
2012年の「UHA味覚糖ぷっちょ」のCMで、AKB48のメンバーがぷっちょを口移しでリレーする姿に
「品位に欠けるCMはやめてほしい」
「不衛生で気持ち悪い」
などの批判が殺到して、放送中止になったそうです。
6 差別的
その他にも、2019年の日清の「アニメCM」が、大坂なおみ選手の肌の色が白っぽかったことから、ホワイトウォッシュではないかと批判を浴びたり、人種差別や、ジェンダー問題が指摘されて消えたCMもたくさんあります。
まとめ
2011年の北川景子さんの例や、2017年の芳根京子さんの例を二度と繰り返さないように、「アサヒビール」は、今回の撮影では、最新の注意を払っていたと思われます。
すべてのコンプライアンスを守るには、結構神経を使いますね。