【即答】音楽留学の勘違い7選|ドイツ在住30年の音楽家の本音
オーストリアとドイツに住んで30年以上。
ウィーン音大を卒業し
現在はベルリンで教えている私ですが
日本の音楽学生さんから相談を受けるたび
「あぁ、それは大きな勘違いだよ……!」
と、言ってあげることがよくあります。
日本の常識は、現地では非常識?
今日は、あなたの留学準備を180度変える
「7つの真実!?」
を包み隠さずお話しします。
1. 「手厚い代行サービス」が安心という罠

留学エージェントの「セットプラン」。
願書から生活セットまで全部お任せ!
これ、実は一番「危ない」んです。
もちろん、楽ですよ。
でも、代行に慣れきった留学生が
現地でどうなるか知っていますか?
アパートのお湯が出ない
家の鍵が壊れた
涙目で日本の親に電話する……。
ドイツが心底、嫌になる。
本当はちょっとしたことだったら
自分でできるかもしれないのに
挑戦したことなければ
やり方がわかりませんものね。
2. 「教授探し」はプロに任せるもの?

「コネがないから、業者の紹介で……」
ちょっと待ってください!
あなたの音楽人生を左右する
「師匠」を
他人に選ばせていいんですか?
ヨーロッパの教授たちは とてもフランクです。
有名な巨匠であってもメール一本で
「一度聴いてあげるよ」
と返してくれることも珍しくありません。
まあ、面倒くさがって
メールには答えない人も多いですが。
大切なのは、あなたの「熱意」。
業者のテンプレメールではなく
たどたどしくても自分の言葉で送ったメールに
教授の心は動かされたりします。
「おっ、がんばって書いたんだな。 じゃ、一回聴いてあげるか」
みたいな。
電話も結構大丈夫なことが多いです。
大学教授は、ドイツ語の苦手な
アジア人に慣れているので
ゆっくりはっきり話してくれる
場合が多いからです。
自分でリサーチして、
最高だと思える先生を見つけて
ドキドキしながら話しかける。
そのプロセス自体が
「師弟の絆」
の第一歩、感動の瞬間だったりしますね。
「失敗したくない」
という守りの姿勢より
「この先生に惚れた!」
という攻めの姿勢。
それがヨーロッパで
留学を成功させる秘訣です。
なんせ、ヨーロッパの若者は
「うまくいかなかったら恥ずかしい? えっ、なんで?」
って感じなので。
3. 「ドイツ語が完璧じゃないと無理」の嘘

「せめて聞き取れるようになるまで日本で頑張る」 ……
それ、いつまで続けるつもりですか?
日本でどれだけ勉強してきても
現地に着いた初日は、多分
たくさんのことが聞き取れなくて
がっかりすると思います。
少なくとも、私はそうでした。
「ひぇ〜。この人、何言ってるか分かんねー。」
と、何百回も思いました。
日本で何年もドイツ語勉強してから行ってもです!
日本の大学ででドイツ語の教授をやってる人でさえ
ドイツ人の本気の議論になると
「何を言ってるか分からない」
とお手上げになることあるので。
だから完璧主義者にならなくていいから
あなたの今までの努力は
ちゃんと身についていると思って
さっさとドイツ語の世界に
飛び込んじゃっていいと思います。
こっちでドイツ語を学ぶ方が
何倍も上達は早いですしね。
もし金銭的に可能でしたら
初歩の文法だけ詰め込んだら
さっさと飛行機に乗ってしまいましょう。
現場の空気が、一番の教科書です。
4. 絶対音感が「武器」になるという誤解

「私、耳が良いので!」
と思っている人要注意です。
日本の音大では
絶対音感を持っていて
音や和音が即時に言い当てられたら
「耳が良い」
ってなりますよね。
でもドイツでは少し事情が違います。
古楽器ってピッチ(Aの音)が
めっちゃ低いですよね。
ヨーロッパには、そういう
半音くらい低くしか調律できない
古い歴史的な鍵盤楽器が山ほどあります。
日本の音楽教室では
すでに3歳児クラスとかから
絶対音感が叩き込まれますが
そんな固定された音感を持つ人は
「音がずれてて気持ち悪い!」
と、演奏どころではなくなってしまう。
そこに悩む日本人音大生、結構います。
あちらで評価されるのは固定された音の高さではなく
「響きの色彩」
を感じ取る耳なんですよねー。
平均律に縛られない、柔軟な感性。
「正しい音」よりも「美しい和声」を 心から楽しめる耳を養うこと。
それが、本場で求められる「耳の良さ」です。
まあ、平均率って、正確には正しい音じゃないですものね。
5. 「先生の言うことは絶対」という過信
真面目な日本人ほど
教授に言われたことを一字一句 守ろうとして、
演奏中にたくさんのことを考えて
頑張って練習します。
でも、ドイツやオーストリアでは
教授にバンバン意見を言う学生の方が
「面白いやつだ!」
と可愛がられるかもしれませんね。
まあ、あんまり生意気すぎたら
それはそれで嫌われちゃうかもしれませんが。
とにかく
「先生はそう言いますが、私はこう弾きたい」
この議論ができるかどうかがは、
とにかく大事でしょう。
彼らは
「コピー人形」
を育てたいのではなく
「一人の自立した芸術家」
を育てたい。
だから、反論は大歓迎なんです。
コツコツと練習室に引きこもるより カフェで芸術論をぶつけ合う。
そんな
「怠け者に見える時間」
が あなたの音楽に深みを与えてくれるのかも。
日本人の留学生って、概して
「練習するな」
とか
「もっと遊びなさい」
言われますからね。
6. 「日本の先生の評価」がすべてではない
「あなたには才能がない」
そう言われて留学を諦めようとしているなら 本当にもったいない!
日本の先生が評価するのは
「コンクールで勝てる完成度」
かもしれません。
でも、ドイツや、オーストリアの教授が見るのは
「まだ見ぬ可能性」
です。
私自身、日本では普通の落ちこぼれでしたが
ウィーンでは
「君の音は本当に美しい。」
とか
「なんて音楽的なんだ」
と、なぜか最高の評価をもらえました。
日本の物差しで自分を測らないでください。
世界はもっと広く、多種多様です。
あなたの個性を「素晴らしい」と 言ってくれる場所が、必ずあります。
大事なのは、誰かの評価ではなく あなたの
「どうしても学びたい」
という 消えない情熱、ただそれだけ。
7. ウィーン音大は「日本のエリート」専用?
「東京芸大レベルじゃないと受からない……」
そんなことはありません。
実際、日本で音大を出ていない人が
ウィーン国立音大に合格した例は いくつも存在します。
私もその1人!
彼らは、テクニックの完璧さよりも
「その人自身の音」
や
「その人自身の可能性」
を聴いています。
これからどれだけ伸びるか
どんな表現を秘めているか。
入試は、現在の完成度を競う場ではなく
「ポテンシャル」を競う場なんだと思います。
名門という名前に気負う必要はありません。
あなたが今、心から鳴らしたい音を
そのままぶつけに行けばいい。
合格の鍵は、あなたの「伸び代」にあります。
最後に:あなたの挑戦を支える「本当の力」
留学は、キラキラした夢だけではなく
厳しい現実や孤独との戦いでもあります。
だからこそ、最初に「勘違い」をしてたら
もったいないです。
もしよろしければ
具体的なステップをまとめた
資料をこちらに置いておきますね。
今のあなたに 必要なヒントが 見つかるかもしれません。

