こんにちは、karasuです。
2023年10月期の連続ドラマ「いちばんすきな花」で聞こえてきた耳に心地よいピアノ曲の作曲家は得田真裕さんです。
得田真裕さんといえば、「アンナチュラル」や「silent」など、数多い大ヒットドラマの音楽を手掛けています。
ドラマをヒットに導ける音楽の秘訣がどこにあるのかを、ご紹介します。
ドラマ「いちばんすきな花」について
引用元: x.com
ドラマ「いちばんすきな花」についてはこちらをどうぞ⇓
得田真裕さんについて
引用元: news.mynavi.jp
プロフィール
誕生日 1984年10月2日
出身地 鹿児島県
学歴
鹿児島県立甲南高等学校
長崎大学教育学部芸術文化コース
ジャンル 劇伴、テーマ音楽
職業
作曲家、編曲家、ギタリスト
活動期間 2013年 –
事務所 ワンミュージック
得田真裕さんは、最初音楽教師になろうと思って、国立大学の教育学部に入りましたが、芸術文化コースでは、教員免許が取れないことが入学してからわかって、
「じゃあ、作曲することで身を立てるのも悪くないなー」
と思って、大学3年から作曲を専攻したのだそうです。
在学中からCM音楽の作曲やバンド活動始めていたのだそうです。大学卒業後は、一旦はゲーム会社市就職したのですが、一年半で辞めて上京して、7歳年上の作曲家、菅野祐悟さんに師事しました。
まだ、活動を始めてから、10年しか経っていませんが、今までに、毎年、5から10本のドラマの音楽を手がけています。
それに加えて、映画や、アニメの音楽も毎年必ず、それぞれ少なくとも一本は手がけていますし、あと、面白いのは、「NHKスペシャルの音楽」も、たくさん書いてますし、なんと、「NHKニュース7」内の短いオープニングミュージックも得田真裕さんの作曲した物だったのでした。
得田真裕さんの手掛けたドラマ音楽
引用元: x.com
得田真裕さんの手掛けたドラマ音楽は、数え切れないほどありますが、例えば、若者たちが「聖地巡礼?」にドラマのロケ地巡りをするなど、社会現象を起こしたとまで言われた2022年の冬の連続ドラマ「silent」のピアノ曲も、得田さんの作曲です。
もちろん、「Silent」の成功には、このドラマを企画したフジテレビのプロデューサーの村瀬健さんが、若手の監督、風間太樹と若手脚本家の生方美久さんを起用したことが大きく影響していました。
当時、若手脚本家の生方美久さんは、第33回フジテレビ「ヤングシナリオ大賞」で大賞を受賞した期待の新人脚本家でしたが、受賞作の映像化以外は、まだ、なんの実績もなかったのです。
だから、プロデューサーの村瀬健さんの若手監督と若手脚本家の起用は、ある意味「賭け」でもあったのだそうです。
でも、あのドラマにあの得田真裕さん作曲のピアノ音楽が流れていなかったとしたら、多分、若い世代の視聴者をあそこまで惹きつけることはできなかったと思います。
目立っちゃいけないけど
欠かせない…
とにかく、2023年だけでも次の5本の連続ドラマの音楽を担当しています。
星降る夜に(1月期、テレビ朝日)
リエゾン -こどものこころ診療所-(1月期、テレビ朝日)
フィクサー(4月期、WOWOW)
シッコウ!!〜犬と私と執行官〜(7月期、テレビ朝日)
いちばんすきな花(10月期、フジテレビ)
連ドラだけでも5本もあります。
この量をこなすのは、けっこう大変です。きっと、得田真裕さんは、仕事の早い才能あふれる作曲家なのでしょう。
ドラマ「アンナチュラル」の音楽で注目される
引用元: x.com
とにかく、2013年に活動を始めてから、莫大な量の音楽を書き続けてきた得田真裕さんですが、始めて、注目されたのは、実は、2018年のドラマ「アンナチュラル」の音楽でした。
先行配信でメインテーマ聞けるようになりました。 そしてサントラ予約も開始〜!全体でも聞いていただきたいです。 多分今までで一番たくさんの方に曲のこと聞かれたかもですが、ようやく皆様のお手元で聞けるようになりましたので是非!
引用元: x.com
2013から、途切れることなく数々の名ドラマの音楽を生み出した有名作曲家の得田真裕さんですが、2018年にドラマ「アンナチュラル」で注目されるまで、曲のことを聞かれることが、少なかったのですね!
やっぱり、ドラマの音楽って「縁の下の力持ち」的な役割なんですね!
同年の2月21日に発売になったオリジナル・サウンドトラックに収録されるメインテーマ曲の先行配信が開始したことに触れています。
ドラムとベースとバイオリン、ボーカルめちゃかっこいいので聞いてください〜 個人的にイントロあけのブルガリアンヴォイスフレーズがサビの裏でも鳴ってるのがポイントです笑 最初[謎]と[闇]に聞こえてたものが[光]に変わった瞬間です。
引用元: x.com
「いちばんすきな花」のピアノ曲について
「いちばんすきな花」では、そのピアノ曲がドラマにふんだんに織り込まれていて、ドラマの各主人公の内面の葛藤をうまく表現していました。
このピアノ曲が、個人的には、今までで一番、ドラマのストーリーと4人の主演者を引き立てていると思います。
4人の主演者のそれぞれの心の葛藤と悲しさが、うまくあのピアノの静かな流れの中に折り込まれていて、こっちも涙が出そうになるくらいです。
第一話から、主人公たちの孤独さや、悲しみがここまでストレートに伝わってくるドラマって、今までになかったのではないでしょうか?
こちらもどうぞ⇓
おわりに
声のない一輪の花のように、そっと、静かに寄り添う題名もないピアノ音楽。
もうすでに、YouTubeに耳コペを自分で弾いて、楽譜にしてアップしている人がいるほどです。
(本当は著作権の関係から、やってはいけないんですけどねー。
でも、得田真裕さんはそういうファンに寛大なのかしらねー?)
こちらもどうぞ⇓