こんにちは。
ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダさんは、2023年公開の映画「エゴイスト」に出演。
その後、短編映画「ストレンジ」でも主演を好演し話題になりました。
プライベートでは、2024年2月28日に元女子彼氏のKILAさんと結婚しました。
今回は、そんなドリアン・ロロブリジーダさんと夫のKILAさんにフォーカスして、ちょっと深掘りしてみました。
ドリアン・ロロブリジーダさんについて
プロフィール
本名
大竹正輝(おおけ まさき)
生年月日
1984年12月24日
出身地 東京都
身長 181cm
学歴 早稲田大学法学部(中退)
経歴
若手女装グランプリ優勝(2006)
活動
ドラァグクイーン
歌謡ユニット「TADASHIとMASAKI」
本格派ディーヴァ・ユニット「八方不美人」
ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダさんは、2023年公開の映画「エゴイスト」に出演。
映画「エゴイスト」についてはこちらをどうぞ⇓
その後、短編映画「ストレンジ」でも主演を好演し話題になりました。
引用元: twitter
引用元: www.fits-japan.com
引用元: twitter
引用元: twitter
引用元: twitter
引用元: twitter
元女子の彼氏キラさんについて
引用元: twitter
プロフィール
生年月日 1998年4月30日
身長 158 cm
FTM(Female to Male:トランス男性)
職業 ネイリスト (2022年 – )
活動 モデル、FTM当事者として数々のメディアに登場、絵、アパレルやアクセサリーのデザイン
ドリアン・ロロブリジーダさんは、KILA(キラ)さんと2021年の2月28日にお付き合いを始めました。(ヴィキペディア参照)
そして、お付き合いしてからちょうど3年経った、2024年2月28日に、お二人は結婚しました。
KILA(キラ)さんはご自身のことをTwitter上で
「ゾウさんのないゲイ《Transgender / Gay》」、
つまり、元女子のトランスジェンダーのゲイだということを
キッパリとオープンにされていますね。
KILAさんは2023にジェルネイルデビューして、
引用元: hotpepperJp
『Nail Gossip』という 西武新宿駅から徒歩3分、新宿西口駅から徒歩5分のところにある、歌舞伎町1丁目の小さなかわいいネイルサロンで、ネイルストとして働いていらっしゃいます。
引用元: hotpepperJp
さすが、絵を描いたり、アパレルやアクセサリーのデザインの経験もあるキラさん。
細部までこだわりのあるスヌーピーや、
ウッドストックの3Dめちゃめちゃかわいいですね!
つい「私もやってみようかなー」と思っちゃいます!
こちらのリンクでKILAさんを指名して予約できますよ⇓
https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000336712/staff/
ドリアン・ロロブリジーダさんが、KILAさんにしてもらったネイルをTwitterにあげています。
題して“マジシャンズレッド” !
引用元: twitter.com
KILAさんのTwitterへの投稿によりますと、昨年のドリアン・ロロブリジーダさんの誕生日、12月24日に、KILAさんとドリアン・ロロブリジーダさんは、ドリアン・ロロブリジーダさんのお母様にご挨拶に行ったのですね。
正輝、誕生日おめでとう!
今年もお母様にご挨拶ができて幸せです。これからもよろしくお願いします
引用元: twitter
毎年恒例のようで、家族からも公認の仲である事がうかがわれます。
その時のとても自然で幸せそうなお二人が、こちらです。
引用元: twitter.com
とても幸せそうな二人の笑顔ですね。
LGBTQについてはこちらをどうぞ⇓
欧米での同性婚の実情
引用元: www.bayrischer erziehungsratgeber.de
2001年に、オランダで、初めて同性婚が法律で認められてから、20年以上が経ちました。
ベルギー、スペイン、カナダなどが後に続き
2013 年にはアメリカ合衆国、イギリス、フランスなどでも認められました。
私が現在住んでいるドイツでは、2001年から、渋谷区と世田谷区で2015年に導入されたような、登録パートナーシップを行うことはできました。
でも、登録パートナーシップは、前述の通り何の法的効力もないので、多くの人が合法化を望んでいました。
当時、ドイツの保守党であった、メルケル元首相率いるCDUとCSUという党は、長い間、同性婚の合法化に反対でした。
メルケルさんは、「脱原発」を宣言したり、イラクからの難民をたくさん受け入れたり、私から見ると、いい政策もたくさんやってきました。
でも、この「同性婚の合法化」に対しては、私から見ると「時代遅れ」のカイン替えを持っていました。
でも、最後には、同じ党の中にも、合法化を求める意見が増えてきて、2017年の採決では、なんと75人ものCDUとCSUの国会議員が、党首のメルケルさんに反旗を翻して「同性婚の合法化」に賛成しました。
と言うわけで、ドイツで同性婚が合法化されたのは、意外に遅く、イギリスやフランスと比べても4 年も後の、2017年でした。
2022年の時点では、33カ国で、同性婚が合法化されました。
日本人の日本国内での同性婚は、法律上は認められていません。
2015年に日本でもようやく、渋谷区と世田谷区で、同性カップルを自治体が証明することができるようになりました。
でも、この渋谷区と世田谷区のパートナーシップ制度は、ドイツに存在するパートナーシップ制度のような、法的効力が無いため、遺産相続などの問題は、結局のところ、同性婚が合法化するまでは、難しい問題として残されています。
こちらもどうぞ⇓
レインボーファミリーって何?
引用元: Twitter / rainbow family sapporo
LGBT(=レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)の人同士のファミリーを、「レインボーファミリー」といいます。
LGBTのシンボルカラーがレインボーカラーであることに由来するそうです。
引用元: herder.de
ドイツでは、2011年時点では、レインボーファミリーで育てられる子供達は3800人だったのですが、年々じわじわ増加して、2020年にはレインボーファミリーの数自体が12000戸に達成しています。
2人、もしくは3人の子供を育てるレインボーファミリーも、珍しくはないので、ドイツ内のレインボーファミリーで育てられる子供達の数は、もっと多いでしょう。
私の友人にも、職業が医師の男性と芸能事務所のマネージャーとして働いている男性のカップルがいて、数年前に結婚しました。
最近になって、登録していたベルリン市の担当職員から連絡があり、生まれたばかりの、両親のいない男の子を、養子にもらう事ができました。
それからと言うもの、3人で超ハッピーな毎日を送っています。
ベルリンでは、「レインボーファミリー」の家族の存在が、ごく普通になってきています。
ドイツでも、田舎の市町村では、まだ、そこまで普通に受け入れられているとは言えませんが、もう5年、10年経ったら、自然と普通になっていくんじゃないかなと思います。
ドリアン・ロロブリジーダさんのレインボーファミリー結成の可能性は?
引用元: x.com
上にも書きましたが、2024年2月28日に、お二人はめでたく入籍しました。
キラさんは、同性婚が合法化されていない日本で、ドリアン・ロロブリジーダさんと結婚するためには、自分の戸籍上の性別が「女性」でなければならないことを知っていました。
つまり、キラさんは、「心」は男性なのに、戸籍には「女性」と書いてあるという、不条理を受け入れて、ドリアン・ロロブリジーダさんと入籍したのです。
でも、できれば、自分の「心」に反することをしなくても、愛するもの同士が誰でも結婚できる世の中の方が、ずっと生きやすいですよね!
お二人が、これから、いわゆる「レインボーファミリー」として、(養子縁組をするなどして)子供を育てたいと思っているかは、わかりません。
でも、「レインボーファミリー」を希望する誰でもが、肩身の狭い思いをせずに済む、開けたトレランスな世の中を願っていることだけは確かです。
私の住んでいるベルリンでは、「レインボーファミリー」の家庭は、もうそれほど珍しくはないので、学校や周りの子供達の理解を得ています。
だから、多分日本に住むよりは、ずっとあらゆる面で生きやすいと思います。
同性婚の合法化への切なる願い
下のフォトは、ドリアン・ロロブリジーダさんのウエディングドレス姿です。(これは数年前のコスプレです)
引用元: x.com
この画像に添えて、ドリアン・ロロブリジーダさんは
誰もが結婚できるような世の中になることをとても願っている
ことを、つぶやいています。
また、下の同性婚の合法化を訴える、非常に”熱い”演説の動画にもリツイートして、次のようにつぶやいています。
何十回でも何百回でも何千回でも、
このスピーチは観てほしいの引用元: twitter
2013年にニュージーランドで同性婚を認める法案が出来たとき、賛成票を投じた1人のおじさん議員が議会で語った内容。
当時も世界中で賞賛されたスピーチ。知らない若い人に向けて。 pic.twitter.com/3acOEvHhKN— ブルドッグ (@Bulldog_noh8) November 25, 2017
あとがき
ドリアン・ロロブリジーダさんとキラさんが、これからお子さんを作る、または養子を受け入れて、レインボーファミリーを結成される予定があるのかは、他人にはわかりません。
でも日本でも、誰もが「合法的に婚姻」できて「合法的にレインボーファミリーを結成」する事ができるようになってほしいと、切に願っていることは確かです。