ドイツの私立音楽院一覧!国立音大以外の選択肢と戦略的な音楽院の選び方

引用元: dr-hochs.de
ドイツの音楽大学といえば
「Staatliche Musikhochschule
(国立音大)」
を思い浮かべる人が
圧倒的ですよね。
でも、国立の倍率は高いですし、
入試の時期も限られています。
「もし落ちたら、
日本に帰るしかないの?」
「ドイツで音楽を学ぶ道は、
国立音大だけ?」
そんな不安を抱えている受験生や
親御さんも多いのではないでしょうか。
ドイツには国立音大以外にも、
プロの音楽家を養成してくれる
「私立音楽院」が
いくつか存在します!
ドイツの音楽院は、
国の公認を 受けていても、
運営母体は 「私立(プライベート)」
であることが多いのが特徴です。
時には
これらを上手に活用することで
留学の選択肢を広げることも可能です。
今回は、国立以外の選択肢として
私立音楽院の一覧と
それぞれの特徴を
プロの視点でわかりやすく
徹底解説します!
目次
1. 国立音大と同じ学位が取れる公認の私立音楽院一覧

引用元: akademie-fuer-tonkunst.de
まず知っておきたいのが
州から公認されていて
卒業時に 国立音大と同じ
「Bachelor(学士)」や
「Master(修士)」が
もらえる音楽院です。
実質的には、国立音大と
ほぼ変わらないプロ養成教育が
行われています。
主要な公認音楽院の
一覧がこちらです。
ドクター・ホッホ・コンセルヴァトアリウム
(フランクフルト・アム・マイン)
https://www.dr-hochs.de/en/content/music-studies-department
ハンブルク・コンセルヴァトアリウム
(ハンブルク)
http://www.hamburger-konservatorium.net/
アカデミー・フュア・トンクンスト
(ダルムシュタット)
https://akademie-fuer-tonkunst.de/en/
ヴィースバーデン・ムジークアカデミー
(ヴィースバーデン)
https://www.wma-wiesbaden.de/
ムジークアカデミー・デア・シュタット・カッセル
(カッセル)
https://www-kassel-de.translate.goog/einrichtungen/musikakademie/rubrik1/index.php?_x_tr_sl=de&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja
ピーター・コルネリウス・コンセルヴァトアリウム
(マインツ)
https://pck-mainz.de/%C3%BCbersicht-studium/
これらの学校は、独自の試験で
学位を出せる認可を持っていたり、
近くの国立音大と提携して
学位を授与したりしています。
カリキュラムもしっかりしていて、
実力のある教授陣が揃っているので、
「国立の枠に入れなかったけれど、
ドイツでプロを目指して
正規の学位が欲しい!」
という人には最高の選択肢になります。
2. 世界の超エリートが集まる名門プライベート校一覧

引用元: akademie-fuer-tonkunst.de
「私立や音楽院って、
国立より レベルが
落ちるんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、
一概にそうとも言えません!
ドイツには、国立音大を遥かに凌ぐ
超絶エリート向けの
プライベートアカデミーも
存在します。
特に世界的な名門として有名な
トップスクールがこちらです。
- クロンベルク・アカデミー (クロンベルク)
- バレンボイム・サイード・アカデミー (ベルリン)
- アントン・ルビンシュタイン国際音楽アカデミー (デュッセルドルフ / ベルリン)
例えばクロンベルク・アカデミーは
弦楽器の世界的な最高峰です。
世界中から
若き天才ソリストだけが集まり
超一流の演奏家から指導を受けます。
フランクフルト音大と提携して
学位課程も用意されています。
また、ベルリンのバレンボイムは
巨匠ダニエル・バレンボイムが
設立したことでも有名な
国際色の強い超名門アカデミーです。
ここも国から公認されており、
BachelorやMasterの学位が
取得できます。
こうした学校は、
一般的な音大よりも
さらに狭き門ですが
世界トップクラスの
環境で学びたい人には
これ以上ない
素晴らしい選択肢になります。
3. ポップスやジャズに特化した高等専門アカデミー一覧

引用元: wma-wiesbaden.de
もしあなたがクラシックではなく、
ジャズ、ポップス、ロック、
または音楽ビジネスの道を志すなら、
伝統的な国立音大よりも
特化したアカデミーの方が
向いています。
ドイツには、現代の音楽業界に
直結したプロを育てる公認の
私立校があります。
- ポップアカデミー・バーデン=ヴュルテンベルク (マンハイム)
- FMW フランクフルト・ムジークヴェルクシュタット (フランクフルト・アム・マイン)
特にマンハイムの
ポップアカデミーは、
ドイツ初のポップス・
音楽ビジネスに特化した
公的な高等教育機関として
有名です。
プロのプロデューサーや
ソングライター、
音楽マネジメントの
プロを目指す若者が
ヨーロッパ中から集まっています。
クラシック以外のジャンルで
ドイツ留学を考えているなら、
こうした専門アカデミーを
第一候補にしてみるのも
選択肢としてはアリですね。
4. 知っておきたい!音楽院の学費とビザのリアルな現実
魅力的な私立音楽院ですが、
国立音大と比べるときに
絶対に忘れてはいけないのが
「お金(学費)」と「ビザ」の
リアルです。
ドイツの国立音大は、
基本的に 学費が無料
(または学期ごとに数万円の諸経費のみ)
という、留学生にとって
天国のような環境です。
しかし、私立音楽院は
国の認可を受けている学校であっても、
運営がプライベートであるため、
月額でおよそ
400〜700ユーロ前後、
年間で約6000から
8700ユーロほどの学費が
かかります。
日本やアメリカの私立音大に比べれば
これでも安い方なのでしょうが、
「ドイツは学費タダ!」と
思い込んでいると予算オーバーに
なってしまうので注意してください。
また、学校の規模や
ステータスによっては、
「学生ビザ」ではなく
「語学学生ビザ」や
臨時の滞在許可しか
下りないケースもあります。
国から
「プロ養成の高等教育機関」
として公式に認められている
学校かどうか、 事前に必ず
確認しておきましょう。
5. 国立音大の「準備期間」として音楽院を活用する方法
実は、多くの日本人留学生が
実践している戦略があります。
それが
「国立音大に入るための
準備期間(浪人期)として
音楽院に籍を置く」
という方法です。
例えば、ハンブルクにある
「ヨハネス・ブラームス・
コンセルヴァトアリウム」 などは、
昔からこの目的で
よく使われてきた歴史があります。
(※現在は単体での学位授与は
行っていないため、注意が必要です)
国立音大の入試に落ちてしまった時
こうした音楽院の「予備課程
(Vorstudium)」などに入学する
ことによって、以下のような
メリットが得られます。
- ドイツに滞在するためのビザが途切れない
- 学校の練習室を使って毎日練習できる
- 現地の先生についてレッスンを受け続けられる
ドイツの国立音大は、
入試のチャンスが
年に1〜2回しかありません。
その間、ただの観光客として
滞在するのは ビザのルール上、
不可能です。
「音楽院でしっかり腕を磨き、
現地の環境に慣れながら、
次のシーズンに国立音大を再受験する」
このルートを知っておくだけで、
留学のプレッシャーは一気に
軽くなりますね!
6. 自分に合った音楽院を見つけるためのチェックポイント
最後に、国立以外の音楽院を
選ぶときの戦略的な
チェックポイントをまとめます。
後悔しない留学にするために、
以下の3つは必ず募集要項や
公式サイトで確認してくださいね。
「学位(Bachelor/Master)」が本当に取れるか
学校独自の修了証
(Künstlerische Reifeなど)
だけなのか、大学卒業と同等の
学位が出るのかで、
将来のキャリアや帰国後の
選択肢が変わります。
師事したい教授が本当に教えているか
名目だけ名前を貸している
有名な先生もいます。
週に何回レッスンがあるのか、
直接教えてもらえるのかを
確認しましょう。
練習室の確保や住宅環境はどうか
大都市の音楽院だと、
練習室が足りなくて
争奪戦になることもあります。
現地の先輩やエージェントに
リアルな評判を聞くのが一番確実です。
ドイツの音楽留学は、
国立音大だけが
すべてではありません。
視野を広げて、自分の目的や実力、
予算にぴったりの音楽院を見つけて、
素晴らしい音楽留学の第一歩を
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