こんにちは。
女優の鈴木杏香さんが体調不良のためドラマ「この素晴らしき世界」(2023年、フジテレビ)の主演を、ドラマ開始の2ヶ月前に降板しました。
このドラマの脚本が「当て書き」だったために、代役探しは難航していて、当時、共演者の主役へのスライドを含め、多数の代役候補者の名前が挙がっていました。
鈴木京香さんについて
引用元: yahoo.com
鈴木京香 プロフィール
生年月日 1968年5月31日
出身地 宮城県泉市
職業 女優
ジャンル テレビドラマ、映画、舞台
活動期間 1989年 –
事務所 Vanda
ドラマ「この素晴らしき世界」
引用元: fujity-view.jp
このドラマは、
「普通の平凡な主婦が、ある事情から『顔が似ている』というだけで、突然、大女優になりすまさないといけなくなり、二重生活を強いられることになった」
という筋書きの、フジテレビ系2023年7月期の木曜劇場枠で放送予定の、コメディータッチのドラマです。
鈴木京香さんが、「スーパーマーケットでパートとして働く平凡な主婦」と「悪魔のように恐ろしい大女優」の2役をどう演じ分けるかが見どころでした。
鈴木京香が降板
引用元: yahoo.com
ところが、鈴木京香さんは、クランクイン初日に体調が急に悪化し、至急入院して手術を受けました。その後も安静と休養が必要で、ドラマは即、降板しなければならなくなりました。
脚本は、鈴木京香さんのために「当て書き」されたオリジナルストーリーだったために、代役探しがとても難航しているのだそうです。
さて「じゃあどうするの?」とみんな思ったと思います。
延期説
まず、ネットで大多数を占めたのが
「京香さんで見たいから」
「京香さん以外に想像つかない!」
と、なんとか延期してほしいという声です。
別の共演者にスライド説
引用元: mdpr.jp
また、フジテレビ関係者から次のような証言があがってきました。
「別の共演者に主演をスライドすることも含め、脚本や企画の大幅な変更は避けられないでしょう」
引用元: sponichi.co.jp
「別の共演者に主演をスライドする」ことが検討されているということですが、フジテレビから発表されている主要キャストの中で、女優は木村佳乃さんだけなので、必然的に、
「木村佳乃さんを主役にスライドできないか」
ということを検討しているということになりました。
その場合は、プロダクションの女社長役を、違う女優さんが受け持つことになります。
ドラマ代役の条件
しかし、木村佳乃さんにスライドすることが厳しい場合は、3つ目の選択として「他の代役」を見つけることになります。
その場合、いくつかのことを考慮しなければなりません。
「スーパーで働く平凡な主婦」と「大物女優」の一人2役をこなせる
コメディーからシリアスまで演技に振り幅がある。(イメージ的にも、どちらかにかたよっていない)
鈴木京香さんの代役を引き受けるに相応しい知名度はあっても、鈴木京香さんほど大物ではない(自分の方が大物だったらプライドがあるからオファーを受けない!)
ストーリー的に鈴木京香さんとほぼ同年代の女優でないと、無理がある
他のドラマや映画の撮影とかぶらない(人気女優はスケジュールもびっしり詰まっているので、突然の代役は難しい)
さて、一体、この5つの条件を全て満たす女優が見つかるでしょうか。
代役候補に挙がった女優一覧
鈴木京香さんの代役の候補として、ネット記事、ヤフコメや、ツイッターで挙がっていた女優さんの名前を、年代順にまとめてみました。
おもしろいので、名前が上がっていた女優はほぼ網羅しましたので、あまり知名度のない女優さんや、逆に、大物すぎたり、本人のキャラが強すぎて「絶対無理でしょー」と感じる女優さんも含まれていますので、ご了承ください。
でも、人それぞれ、感じることが違うので、一応挙がった人をみんな書き出してみました。ところどころネットユーザーのコメントも入れました。
1960年〜1964年生まれの代役候補
ちなみに鈴木京香さんは1968年生まれなので、この年代の方々は鈴木京香さんより年配に当たるわけですので、多分、恐れ多くてオファーなんてできないような気がします。みなさん大女優ですし…
黒木瞳(1960年10月5日)
宝塚出身
浅野ゆう子(1960年7月9日)
キムラ緑子(1961年10月15日)
ただおもしろいかも、という理由
真矢ミキ(1964年1月31日)
薬師丸ひろ子(1964年6月9日)
高島礼子(1964年7月25日)
山口智子(1964年10月20日)
1965年〜1969年生まれの代役候補
この年代の方々は、鈴木京香さん(1968)と同世代ですし、大物女優さんも何人もいますので、やはり、プライドを損ねるような形になりそうなオファーの仕方には、気を使いそうです。
小林聡美(1965年5月24日)
「16茶にガッキーとでてる初代の人」
沢口靖子(1965年6月11日)
科捜研のイメージ強すぎ
八木亜希子(965年6月24日)
小泉今日子(1966年2月4日)
「木10枠での主演経験もあるが最近、すっかりテレビからご無沙汰の小泉今日子が大穴」(芸能記者コメント)
森口瑤子(1966年8月5日)
「主演となった時に「絶対に見る!」と集客力があるか疑問だが。」
鈴木保奈美(1966年8月14日 )同年代で同じ鈴木姓
安田成美(1966年11月28日)
斉藤由貴(1966年9月10日)
「斉藤由貴になったら絶対見ないわ。浮気相手がパンツかぶってるイメージしかない。」
若村麻由美(1967年1月3日)
「同じく集客力があるか疑問。」
南野陽子(1967年6月23日)
2023年からカンボジア親善大使
天海祐希(1967年8月8日)
「連ドラ中、連チャンで主演は難しそうだしな~スケジュール空いてるかは、厳しそう。鈴木京香さんとはテイストが違うし」
夏川結衣(1968年6月1日)
松下由樹(1968年7月9日)
主婦感はあるけど、大物美人女優の役には無理あるかも
紫吹淳(1968年11月19日)
富田靖子(1969年2月27日)
石田ゆり子(1969年10月3日)
「清楚感が強くて大物女優のアクみたいなものが薄い」
1970年〜1974年生まれの代役候補
この年代の女優さんは、超大物女優を除けば、年代的にはギリでオファーをかけやすいですが、スケジールが空いているかは別問題ですもんね。
普段、ドラマや映画で主役を張っている女優さんには、どうせチャンスがないのでオファーは行かないでしょう。
かといって、知名度が低すぎる人では鈴木京香さんと釣り合わなさすぎるかも知れませんね。
中山美穂(1970年3月1日)
鶴田真由(1970年4月25日)
永作博美(1970年10月14日)
和久井映見(1970年12月8日)
堀内敬子(1971年5月27日)
「知名度か疑問だ」
藤原紀香(1971年6月28日)
檀れい(1971年8月4日)
「コメディの線はちょっと違うか…。宝塚出身気品と女性らしさはあるしあの美容液のCM見たらコミカルもいけ, スーパーの主婦は、品良すぎ。」
「檀れいさんは、この前まで放送していたシットコム「ジャパニーズ スタイル」でのコメディエンヌっぷりが素晴らしかったし、女優オーラも申し分ないので、代役を立てるのであれば推したい女優さんです。」
木村多江(1971年3月16日)
「近い年齢で平凡の主婦から女優役を演じられそうな名前の通っている女優さんだと、個人的には木村多江さんとが良いな……」
堀内敬子(1971年5月27日)
「主演となった時に「絶対に見る!」と集客力があるか疑問」
稲森いずみ(1972年3月19日
常盤貴子(1972年4月30日)
「簡単には思いつかないが、あえていえば常盤貴子さんかなと思いました。いつだったか弁護士役を演じてましたが、これが京香さんと重なって美人できりっとした印象を持ちました。」
石田ひかり(1972年5月25日)
霧島れいか(1972年8月5日)
鈴木 砂羽(1972年9月20日)
アクが強すぎかも
松雪泰子(1972年11月28日)
高岡早紀(1972年12月3日)
寺島しのぶ(1972年12月28日)
深津絵里(1973年1月11日)
「華があって、芯があって、強くて素敵な女優さん。」
宮沢りえ(1973年4月6日)
篠原涼子(1973年8月13日)
松嶋菜々子(1973年10月13日)
「大河中。私は 松嶋菜々子さんを推薦しまーす!以前古畑任三郎で明るく派手な妹役と、暗い姉役を演じ分けていました。松嶋に期待です。」
吉田羊(1974年2月3日)
水野美紀(1974年6月28日)
シルビア・グラブ(Sylvia Grab、1974年7月17日 – )
「華やかで”女優!”って雰囲気はばっちり、でも平凡な主婦も絶対できる演技力。先日の三谷さんの舞台では京香さんと共演もされていましたね。民放ドラマに出ていらした覚えはないので意外性もあるし、鎌倉殿の十三人のインパクトのある役で知った人も多いと思うので、どうでしょうか!」
1975年〜1979年生まれの代役候補
この年代の女優さんの中にも、キャラがドラマのイメージに絶対合わなさそうな人や「売れっ子すぎて無理でしょ」と思われる方など、たくさんいます。
それに年代的には鈴木京香さんより「一回り下」となりますので、ドラマの主役の年齢設定と合うかどうかも、微妙になってくるかと…
吉瀬美智子(1975年2月17日)
イメージがクールビューティーなのでちょっと違うか
板谷由夏(1975年6月22日)
「石田ゆり子さんと仲良しだから」
米倉涼子(1975年8月1日)
キャラが鈴木杏香とあまりにも違いすぎる
内田有紀(1975年11月16日)
中谷美紀(1976年1月12日 )
木村佳乃(1976年4月10日)
(木村さんは、もともとこのドラマの共演者なので主演にスライドする可能性はまだ残されています)
「いけそうな気もしますが…上手く言えないけど、なんとなく系統が違う?」
井川遥(1976年6月29日)
綺麗だけど、普通の主婦の疲れた感じとかうまく出してくれそう
観月ありさ(1976年12月5日)
「コメディーと言えばこの人」
瀬戸朝香(1976年12月12日)
小雪(1976年12月18日)
菅野美穂(1977年8月22日)
子育てしながら仕事もやってて忙しそう
麻生久美子(1978年6月17日)
一色紗英(1977年4月29日)
「『蔵』で宮沢りえさんの代役をつとめた」
松たか子(1977年6月10日)
映美くらら(1979年6月15日)
元宝塚歌劇団月組
仲間由紀恵(1979年10月30日)
1980年〜1984年生まれの代役候補
小池栄子(1980年11月20日)
「いそがしそう」
安達祐実(1981年9月14日)
主役にはちょっとインパクト薄い
尾野真千子(1981年11月4日)
松本若菜(1984年2月25日)
「抜群の美貌の持ち主、かつ、コメディもできる、という点で僕なら松本若菜さんを推す。」
もっと若い世代と、年上世代でも名前が上がっている女優さんはいましたが、挙げるとキリがないのでこの辺でやめときます。
おもしろい候補
あと、おもしろいなーと思ったのは、脚本、演出家の三谷幸喜さんの名前もちらほら上がっていたことです。
もちろん、舞台じゃないから現実味がないですが、実際に舞台で、男性の演出家でありながら、鈴木京香さんや他の演者さんの代役を務めていらっしゃるので、「すごいな!」と思います。
それも、
「地方からいらっしゃっているお客さんが、これで舞台がキャンセルになったら、さぞ落胆するだろう」
という思いやりの気持ちから
「自分が代役をやる」
と言い出したのだとか。三谷さんのプロ精神には脱帽です。
私が
「可能性ありかも」と思ったのは、
檀れいさん
とシルビア・グラブさん
でした。
二人とも超大物女優ではありませんが、そこそこ知名度が高いし、
「美人で、華があり、二役こなせそうなオーラがあるかな」
と。
若村麻由美さんに決定
とにかく、代役が誰になるかで、ネットは大いに盛り上がったので、もうそれだけで、このドラマの前評判はとても良くなりました。
代役はもう、どの人になっても、それなりにおもしろくなるんじゃないかと、思ってしまいました。
結局、ドラマ開始の約2ヶ月前に、代役が若村麻由美さんに決定したことが発表されました。
結局、木村佳乃さんの役自体が主役級の役だったため、木村佳乃さんへのスライドは無理だったのですね。
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おわりに
結局、ドラマが終わってみると、若村麻由美さんのために作ったドラマかのように、全く違和感ありませんでした。
これを機に、若村麻由美さんもドラマでバンバン主役をはるようになっていくかもしれませんね。
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