こんにちは。
日曜劇場「VIVANT」(2023年、TBS)で、主役の乃木憂助を演じる堺雅人さんの18歳時を演じた櫻井海音さんが話題になっています。
櫻井海音さんは桜井和寿(Mr.Children)さんの長男でいわゆるニ世タレントとしても知られています。
そのサッカー好きの父親桜井和寿さんの影響もあり、櫻井海音さんは小さい頃からサッカーをやっていて、中学3年生までJ1の東京ヴェルディーのジュニアユースに所属してい他ほどなので、プロを目指せるレベルだったことがうかがえます。
そんな桜井海音さんが、なぜサッカーを辞めて俳優になったのか、ちょっと深掘りしてみます。
櫻井海音さんについて
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櫻井海音さんのプロフィールはこちらをどうぞ⇓
息子なんだー!
夢はサッカー選手だった
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櫻井海音さんは幼稚園の頃にサッカーを始めてから、まず、「FCトッカーノ」というジュニアチームに所属していました。
FCトッカーノは、2004年三浦泰年が設立した世田谷少年連盟に所属するサッカーチームで、世界に通用する一流プレイヤーを生み出す事の出来るサッカーチームである事を目標として、未就学児童から中学3年生までが対象です。
そこから、東京ヴェルディのジュニアユースに移り、中学3年生の時までそこに所属していました。
FCトッカーノのジュニアチームではMFでしたが、東京ヴェルディのジュニアユースでは、FWでした。
中学生の時に、2015年に行われたCOPA ZELVIA U-14の大会でチームを優勝に導いて、大会のMVPも獲得しているほどの実力者です。
子供の頃の夢はプロサッカー選手で、生まれ変わったらなりたい有名人はリオネル・メッシだそうです。
とにかく中学2、3年生くらいまで11年間ほどはプロを目指してプレーしていたのだそうです。
どうして
辞めたんだろう?
中3でサッカーを辞めた理由
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Jリーグのジュニアユースなどの組織では、規則が非常に厳しく、また、
「ここは、こういうプレーをしないといけない」
などと、テクニック的にも、型に嵌めてくる傾向にあるそうです。
ですから、なかなか
「自由に自分のサッカーをする」
ことはできないので、我が道を追求したい人にとっては、キツい環境なのでしょう。
また、周りはレベルの高いライバル選手ばかりです。
その中には、「型にはめる」サッカーが自分の肌に合っている、厳しいトレーニングを根性で耐え抜いて、結果を出す選手もたくさんいるでしょう。
でも、櫻井海音さんは、自分のサッカーをプレイしたい人だったのですね!
だから、東京ヴェルディJrユースの組織でやっていくのが、どんどん楽しくなくなって、嫌いになってしまったのでした。
そして、
「もうやめよう」と決意した日にコーチに
「○○までにやめたいです」
と言ったのですが、やめるまでの間は練習に行かなければならなかったのだそうです。
だから、練習に行く電車の中がすごくつらかったそうです。
良かったんじゃない?
それは許されないんだよ、きっと!
その、行きたくないのに、行かなければいけなかった日々が、そうとうトラウマになっていて、やめてからの2年くらいは練習場や試合に向かう時のことが悪夢のように夢に出てきたそうです。
でもなんとかそれを克服して、またサッカーが楽しいと思えるようになるには2年くらい経ったそうです。
そして、2年経ってから
「楽しめるサッカーをやりたい」
という思いから、徐々にフットサルをやるようになり、才能があるので、そこでも頭角を表し、2019年のイタリアのヴェルディカップ(Orvieto Cup)で日本代表として出場して、優勝しています。
次の夢はバンドのドラマー
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さて、サッカーをやめてから櫻井海音さんは、
バンドの音楽というものに初めて出会った
のだそうです。
父親がミスチルの桜井和寿さんだということを考えると、嘘みたいな話ですが、確かに、幼少期からずっとサッカー選手になることを夢見て突っ走り続けていたら、音楽に親しむ時間なんか、なかったのでしょう。
そして、自分の好きなバンドのライブ映像を見て
ドラムってこんなかっこいいんだな
って思って、
プロのドラマーになりたい
という次の目標が見つかって、ドラムを始めたのだそうです。
サッカーをやっていたので、一番体を動かせる楽器が何かなって、考えて、実際にドラムで一番アグレッシブに全身を使って表現できたので、「ドラムだ!」と思ったのだそうです。
実際にバンドのどの楽器よりも体を使うのがドラムなので、スポーツ要素が強くて、自分には合っていると思ったのですね。
確かに、丸一日ドラム演奏をすると、ハンパなく疲れるそうです。
とにかく、高校1年世の時にロックバンド「インナージャーニー」を結成して、2019年にデビューしています。
音楽活動での名前は「Kaito」です。
定期的に、各サブスクリプションにて「Digital Single」を配信しています。
俳優でがんばる覚悟で改名→「VIVANT」で18歳の乃木役
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「Kaito」としてのバンド活動に並行して、2021年から、モデルや俳優としての活動も触れてきたので、俳優としての活動名は漢字表記で「櫻井海音(本名)」にすることになりました。
「俳優」という職業には、元々は全然興味がなかったですが、仕事やレッスンを重ねていくうちに「自分で考える面白み」みたいなものが徐々に増してきたそうです。
自分で考えて「こういうお芝居をしたらカメラにはどう映っているんだろう」とか、「この表現一つでどういうニュアンスが付け加えられるんだろう」とか。
そういう自分で考えて、行動して、チャレンジするっていう感覚がすごく楽しくなってきて
引用元: real.sports.jp
サッカーでも、音楽でも、俳優業でも、櫻井海音さんは
「自分で考えて、自分で問題点をクリアしていくタイプ」
なのですね!
というわけで「20歳という節目を迎え、俳優として前に進んでいくための自分自身への意思表明」として、Kaitoから、本名に改名したのだそうです。
そして今回、晴れて注目の日曜劇場「VIVANT」で18歳の乃木役を演じることとなり、一気に注目を集めました。
「VIVANT」でノコル役を演じた二宮和也さんについてはこちらをどうぞ⇓
精神疾患を克服して前向きに
引用元: x.com
櫻井海音さんは、2020年5月に、YouTubeでなんらかの精神的な病気を患っていることを、告白しています。
2020年6月にはラジオで、将来に対しての不安な気持ちから、パニックになることがあったと打ち明けているので、適応障害か、不安症(パニック障害)あたりを患っていたのでしょうか。
ですが、同じラジオの中で、リスナーの質問に答える形で、
不安は、自分が動くことでしか解消されないです
中三とか高校一年にバンド始めて、まわりにバンドの仲間がいなくて困ってたけど、その時にできることを最大限にやってました
目標に対してのアプローチをしっかりやることで、不安が無くなったりします
なぜなら、自分が成長しているという実感を感じられるからです
引用元: YouTube.com
と話していて、
「不安になっていたら、やるべきことを少しずつやることによって、不安は無くなっていく」
という、とても前向きなアドヴァイスをしていて、とても好感が持てました。
自分のことは
僕は精神的な病を持っていまして、心を落ち着けるのが大事で、運動が、ちょっとずつできるようになってきたので、するようにしています
引用元: youtube.com
と、病気のことをとても自然に打ち明けていて、運動をすることによって、症状が安らいできているようなので、ファンとしては安心ですね。
それからもう3年経っていますので、きっと今では精神的に落ち着いて安らかな毎日を送れるようになているのではないでしょうか。
おわりに
ドラマ「VIVANT」で重要な役を演じ切り、これからの活躍に期待が持てますね。
でも、自分のペースで、本当にやりたい仕事だけを選んで、いつでも、精神的に安らげる環境を保てるといいですね。