こんにちは。
2023年のWBC「侍ジャパン」のラーズ・ヌートバー選手は、アメリカ合衆国ミズーリ州、セントルイスのカージナルスに所属しています。
日本では大活躍で、大谷翔平選手並みの大人気と言っても過言ではないですが、そんな彼に、WBC後、カージナルスでの過酷なポジション争いが待っています。
ラーズ・ヌートバー選手について
引用元: mainichi.jp
プロフィール
国籍 アメリカ合衆国
出身地
カリフォルニア州ロサンゼルス、エルセグンド
生年月日 1997年9月8日
日本名 榎田達治
家族
父チャールズ(アメリカ人)
母久美子(日本人)
姉ニコール、兄ナイジェル
身長 約190.5 cm
投球・打席
右投左打ポジション、外野手
プロ入り
2018年 MLBドラフト8巡目
2019年
A級ピオリア・チーフス
A+級パームビーチ・カージナルス
AA級スプリングフィールド・カージナルス
2021年
5月 AAA級メンフィス・レッドバーズ
2021年
6月22日にメジャーリーグ・デビュー
2023年
WBC日本代表チーム
「侍ジャパン」へのオファー
ラーズ・ヌートバー選手は、カージナルスでのキャンプ中に、突然、大谷翔平選手の専属通訳をしている水原一平さんから、自身のインスタにDMをもらい、すぐに折り返し電話をして、WBCで「侍ジャパン」の候補に上がっていることを聞かされたのでした。
ヌートバー選手にとっては、小さい頃からの憧れが、WBCの日本代表選手になることでした。もちろんヌートバー選手は大喜びで、すぐに
「ぜひ参加したい」
と伝えました。下の写真は、少年時代のヌートバー選手が、高校日本代表選手からサインをもらって喜んでいるところと、のヌートバー選手幼少期ののヌートバー選手と日本のおじいさん、榎田達治です。
日本人とのハーフには珍しく、ヌートバー選手は、幼少期は明るめの金髪だったのですね。
引用元: mainichi.jp / 引用元: yomiuri.co.jp
オリンピックと違って、WBCでは、親のどちらか一方がその国の国籍保持者であれば、その国の代表になる資格を得ることができるため、成人してからも、その夢は捨てていませんでした。
というのも、アメリカ生活の長い母親の久美子さんですが、国籍は、日本のままだったからです。
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WBCでは大活躍で大人気
引用元: yomiuri.co.jp
ヌートバー選手は、アメリカではバイリンガルとして育てられなかったため、日本語がほとんど話せませんが、持ち前の明るさと、積極的な性格で、すぐに「侍ジャパン」の仲間に打ち解けることができました。
もちろん、最初にコンタクトを取ってくれた、水原一平さんが、WBCでも通訳をしてくれるので、ヌートバー選手にとって大きな助けになっていますね。
ヌートバー選手は、カージナルスでチームメイトがヒットを打ったり得点を入れた時に、ペッパーミルで胡椒を挽くようなポーズをパフォーマンスしていました。
「小さなことをコツコツとやり続けるとやがていいことが起こる」と言うような意味が込められているそうです。
引用元: mainichi.jp
そのペッパーミルで胡椒を挽くようなポーズを、あの大谷翔平選手がホームランを打った後に披露して見せたため、他のみんなも、次第にそのポーズにハマっていきました。
もちろん日本の野球少年たちもハマってます。
かわいいですねー!⇓
https://twitter.com/thegamedaymlb/status/1633508333423403028?s=21&t=Gwn2KC4fxp97-pcP3XZN0w
ヌートバー選手は、またたく間に観客の人気者になりましたが、それだけではなく、大事な場面で、確実に結果を出しているのです。
WBCの初戦、先頭バッターとしてバッターボックスに立って、緊張やプレッシャーに負けずに、初球を打ち返し、ヒットを生み出しました。
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ヌートバー選手の守備も光っていて、第一試合の対中国戦ではスライディングキャッチを見せ、対韓国戦でも、頭から飛び込んで地面ギリギリで左中間へのフライをキャッチし、歓声を浴びています。
WBCの開幕前は、
なぜアメリカから日本国籍保持者ではない外人を引っ張ってこなきゃならないんだ!
日本にもいい選手は山のようにいるじゃないか!
といった声もちらほらありましたし、元メジャーリーグ選手、野球評論家の高橋尚成さんのように、ヌートバー選手の実力自体を過小評価する意見もありました。
ヌートバー選手は、自分の実力と持ち前の明るさで、そんな声を吹き飛ばしてしまったのですね!
カージナルスでのポジション争いについて
WBCでは大活躍し、日本では軒並み大人気のヌートバー選手ですが、WBCが終わると、自身が所属するカージナルスでの、過酷なポジション争いが待っています。
彼のライバルとして挙げられているのが
1995年生まれで、カナダ出身のタイラー・オニール選手(Tyler Alan O’Neill)、
引用元: wikipedia
1998年生まれで、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身のディラン・カールソン選手(Dylan Carlson)、
引用元: wikipedia
1998年生まれで、 ベネズエラのミランダ州カラカス出身のフアン・デビッド・イェペス(Juan David Yepez)選手、
引用元: wikipedia
そして若手のホープ、2002年生まれ、アメリカ合衆国ジョージア州出身のジョーダン・ウォーカー(Jordan Alexander Walker)選手です。
引用元: wikipedia
特にこのジョーダン・ウォーカーという若手選手は、ヌートバー選手より5歳年下ですが、2020年のドラフト全体21位という有望株で、今年はプロ3年目です。
もともと守備はサードでしたが、カーディナルスの三塁には名手ノーラン・アレナードがいるため、2022年の夏から外野を守っているのだそうです。
まとめ
ヌートバー選手は、シーズンでの厳しい戦いを、常に、1球ごと、集中しながら、耐え抜いてきたのだそうです。そして、そんな熾烈な戦いの中でこそ、リラックスして落ち着くことが大事なんだと語っています。
そういう彼の姿勢に、サムライ魂を感じるのファンは、多いと思います。
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